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0620よう実ハーレム併せ 贴吧
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よう実5期おめでとう🎶 ※cosplay ようこそ実力至上主義の教室へ ▶天沢一夏 #0620よう実ハーレム併せ#
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るなちお誕生日おめでとう🎉 ふわふわしてるけど、実はなんでもできちゃうるなちさん⚾️♡ 大変な中でも自分のペースを守れる所、ほんとに尊敬してます😌✨️ そんな人になれるようにるなちを見て頑張る(ง •̀_•́)ง 年上なのにベビちゃんだけど尊敬できるギャップるなの魅力がたくさんの人に届く一年になりますように☆。.:*・゜ 野球のお仕事もたくさんできますように! #川岸瑠那生誕2026# #ふぁぼみー#
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『CON-CON HONG KONG 2026』 ありがとうございました! 別々のイベントですが、 実は2024、2025、2026と3年連続で香港に呼んでいただいてます(˶ˊᵕˋ˵) 毎回ファンの方は優しいし、新しい香港の魅力を感じられるし、ごはんはおいしいし、幸せな気持ちでいっぱいです🌸 またすぐ来れますように✨
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#僕の太陽 公演# #野村実代生誕祭2026# ありがとうございました! 改めて、みよお誕生日おめでとう🎉 みよ自身ももちろん魅力的だけど、 ファンの方の愛情がさらにみよにとっての自信に繋がっていくという素敵な関係性にすごく温かい気持ちになりました✨ みよにとって最高な一年になりますように!
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AAAは2025年9月14日にデビュー20周年を迎えました。 これまで AAA への応援、支え続けてくださっているすべてのファンの皆さまへ、 宇野実彩子・與真司郎・末吉秀太の3人によるトークイベント「AAA 20th Anniversary - Always, All Around -」 の開催が決定しました! 残念ながら今回は全員揃わなかったけど、3人でみんなとたくさん楽しい思い出を作りたいと思ってるので是非会いに来てください 🙏💜🩷💙🥹🦭🧡💛 みんなに会えるのホンマに楽しみしてまーす🏳️‍🌈👏 本日12/14(日)12:00〜 僕のオンラインサロン "SHINJIRO ATAE Official Online Salon 「You Only Live Once」 "にて会員最速先行もスタートしましたので、詳細はオフィシャルサイトにてぜひチェックしてください🙈💙💙💙 ========================= <AAA 20th Anniversary - Always, All Around -> 【公演日程・会場】 2026年2月22日(日) [愛知] Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール (1部)開場 12:30 / 開演 13:30 (2部)開場 17:00 / 開演 18:00 2026年3月1日(日) [兵庫] 神戸国際会館 こくさいホール (1部)開場 12:00 / 開演 13:00 (2部)開場 16:30 / 開演 17:30 2026年3月8日(日) [東京] LINE CUBE SHIBUYA (1部)開場 12:30 / 開演 13:30 (2部)開場 17:00 / 開演 18:00 【チケット料金】 ◆全席指定︓9,900円 (税込) ※終演後お見送り付き ◆ファミリーシート︓9,900円 (税込) ※終演後お見送り付き 【ファミリーシートに関しまして】 ※ファミリーシートは、イベントを着席してご覧になりたい小さなお子様やご年配のお客様の為にご用意させていただく「着席指定」でのお座席になります。 ※イベント中は必ず着席していただきますようお願いいたします。 ※ファミリーシートは、お一人様分の価格となります。ペアチケットではございません。 ※ステージからの近さを保証するお座席ではございません。 ※ご家族連れではなくても、「着席指定」でのお座席をご希望のお客様は、ファミリーシートにお申込みいただけます。 【終演後お見送りに関しまして】 ※当⽇ご来場いただけなかったお客様に対するチケット特典の後⽇対応はいたしかねます。 ※公演終了後、ご来場のお客様を順番にメンバーがお見送りさせていただきます。 ※最後のお客様のお見送りまで、約1時間ほどお時間がかかる場合がございます。上記時間は前後する可能性がございますので、あらかじめご了承ください。 ※お見送りは係員の指示に従って順にご案内させていただきます。多くのお客様にご参加いただきますので、お客様都合による順番の前後は承る事が出来ません。 ※メンバーの健康上の都合により、お見送りは立って行う場合と椅子に座って行う場合がございます。 ※当日は係員のアナウンスを再度ご確認いただき、指示には必ず従っていただきますよう、安全でスムーズな運営にご理解・ご協力をお願いいたします。 【受付情報】 ◆SHINJIRO ATAE Official Online Salon 「You Only Live Once」 会員最速先行 [受付期間] 2025年12月14日(日) 12:00 〜 2025年12月22日(月) 23:59 [当落確認・入金期間] 2025年12月26日(金) 12:00 ~ 2026年1月6日(火)23:59   ※受付は抽選制となります。先着順ではございませんので、受付期間中にお申込みください。 ※同行者は非会員でもお申し込みいただけます。 ※ご当選の場合でも、入金期間内に入金がなかった場合は、いかなる場合でもキャンセルとなります。 ※ご当選(ご入金)された公演が終了するまで、ファンクラブは退会されないようお願いいたします。 ※申込み期間中のファンクラブご入会でも、チケットお申込み可能です!各ファンクラブサイトよりご入会ください。 ※公演情報・注意事項等詳細は、上記サイトにてご確認の上お申込み下さい。 #AAA# #AAA20thAnniversary# #AlwaysAllAround# #西島隆弘# #宇野実彩子# #日髙光啓# #與真司郎# #末吉秀太#
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【K-POPダンスルーティン動画テンプレ】 AIダンス、動かすより「振付をつなぐ」方が難しい。 今回は動きが断絶されないようにプロンプトを工夫してみました。 ポーズの連続にならないように、 ・腰→胸→肩へ動きを流す ・腰のうねりは腰アップ ・表情は顔アップ ・最後も止まらず次のステップへ この考え方で、Seedance 2.5用の15秒・Girl Crushテンプレを作りました。 (Seedance2.0もかなりいいです!) 女性の実写キャラ画像を参照に入れて使えます! 背景や動きは自由にいじって遊んでみてくださいー! というか髪の動きが自然すぎて。。。😲 プロンプト全文は以下です。 ↓ <プロンプト> 【生成する映像】 参照画像の成人女性1人が踊る、実写Girl Crush K-popダンスMVの連続した15秒。 長い楽曲と振付の途中を切り取った映像。冒頭より前からパフォーマンスが続いており、15秒の後も踊り続ける。 女性的で官能的なしなやかさと、力強い踏み込み、大きな腕の動きを両立する。 一本の完成された振付ルーティンを6カットで見せる。 最後に決めポーズを置かず、音楽も終わらせない。 【人物参照】 @ Image1から成人女性の顔、髪型、体型、衣装、靴、アクセサリーを引き継ぐ。 キャラクターシートの場合、すべてのビューは同一人物。大きな顔アップを顔の基準に、全身図を衣装と体型の基準にする。 背景、分割レイアウト、頭部省略は継承しない。正常な頭部と身体を持つ成人女性1人として描く。 見えていない衣装は参照に調和する、踊れる構造で補完する。 【撮影スタジオ】 チャコールグレーの広いシームレス背景。乾いた床にごく薄い反射。 家具、観客、小道具は置かない。 斜め前から柔らかな白いキーライト、後方から淡い青紫の輪郭光。 自然な肌色、衣装の色、照明方向、空間の位置関係を全カットで維持する。 【音楽】 128 BPM、4拍子のオリジナルGirl Crush K-pop。 重いキック、弾むベース、鋭いクラップ、艶のあるシンセ、短い言葉のないボーカルチョップ。 すでに進行中のサビから始まる。イントロはない。 15秒間を32拍として設計するが、32拍目は楽曲や振付の終わりではない。 最後まで同じグルーヴを保ち、次の小節へ進む途中で映像の収録区間だけが終了する。 終止音、エンディング用の強打、フェードアウト、音楽の減速は入れない。 【振付の核】 「開く→沈む→巻き上がる→回る→大きく開く→次へ流れる」という連続した身体の流れ。 胸の前で交差した腕が、肩、肘、手首の順にほどけて斜め外へ開く。 腰は反対方向へ流れ、全身に長い曲線が生まれる。 このモチーフを形と大きさを変えて繰り返し、振付に統一感をつくる。 膝は柔らかく、足で床を押して体重を移す。 腰、腹部、胸、肩が時間差でつながる。 短いアクセントの後も動き続け、直前の勢いと支持脚を次の動作へ受け渡す。 全編実時間。衣装と靴に適した可動域で踊る。 【第1フレーズ:0〜3.75秒/1〜8拍】 最初のフレームですでに左脚へ体重が移り、腕が前の動きから胸元へ戻ってきている。 静止した開始姿勢は置かない。 1〜2拍: 右へ大きく踏み込み、右脚へ体重を渡す。 胸元の腕を斜め外へほどき、胸を開く。腰と肩にわずかな時間差をつくる。 3〜4拍: 左脚へ体重を戻す。 腕は下へ円を描き、そのまま次の軌道へ流れる。 5〜6拍: 右、左の順に小さく前進。 腕の円が胸元へ戻り、クラップに合わせて胸を一度鋭く打つ。 7〜8拍: 右足を横へ開いて両足を接地し、膝を曲げて重心を下げる。 腕は腰の近くへ下り、右側から始まる腰の8の字へつなぐ。 表情は落ち着いた強さ。腕を開く瞬間にレンズを捉え、ステップでは視線も自然に動く。 【第2フレーズ:3.75〜7.5秒/9〜16拍】 9〜12拍: 低い重心から、腰で横向きの8の字を一度描く。 右脚から左脚へ、さらに中央へ体重を渡す。 腰が先に動き、腹部と胸は少し遅れてついてくる。 片手は腰の側面へ軽く添え、もう片方は身体の横で小さな弧を描く。 13〜14拍: 床を押す力で、骨盤から腹部、胸へウェーブを巻き上げる。 腕も上昇を追って胸元へ戻る。 15〜16拍: ウェーブが肩へ抜けるのに合わせて腕をほどく。 右足を左足の前へ置き、かかとを自由にして次の回転へ入る。 目線をレンズへ上げ、一瞬だけ挑発的に微笑む。 顔を見せるために身体を止めない。 【第3フレーズ:7.5〜11.25秒/17〜24拍】 17〜20拍: 踏み替えながら一周する滑らかなステップターン。 腕を身体の近くへまとめ、回転が進むにつれて弧を広げる。 固定した膝をねじらず、足を踏み替える。頭は先に正面を捉え、身体が続く。 髪は回転より遅れて流れる。 21〜22拍: 正面へ戻る勢いを右への横ランジへつなぐ。 右膝を曲げ、左脚を長く伸ばす。左腕を斜め上へ伸ばし、身体に大きな対角線をつくる。 23〜24拍: 右足で床を押して中央へ戻る。 腕が胸の前を通って下り、胸から腹部へウェーブを流す。 腰を左へ預け、次のアクセントへつなぐ。 ターンからランジまで一続き。正面へ戻る瞬間に強いアイコンタクト。 【第4フレーズ:11.25〜15秒/25〜32拍】 25〜26拍: 左、右の順に力強いヒップアクセント。 肩は小さく反対方向へ動き、腕は胸の前へ集まる。 27〜28拍: 右、左の素早い二歩で身体を中央へ集める。 膝を弾ませ、交差した腕へエネルギーをためる。停止しない。 29〜30拍: 右足を横へ大きく開き、冒頭の腕のモチーフをさらに大きく展開する。 胸を開き、腰は反対へ流す。これはフィニッシュではなく、次の移動へ勢いをつける動作。 31〜32拍: 開いた腕を下方向の円へ流しながら、左脚で体重を受ける。 右足が次のクロスステップへ動き始め、肩も次の方向へ回り始める。 表情は踊りの集中と余裕を保つ。終了を告げる笑顔や静止は入れない。 最後のフレームでも重心が移動し、腕と髪が動いている。 その直後に次のステップが続くとわかる状態で、映像区間だけが終わる。 【カメラとカット割り】 一本のルーティンを異なる距離から撮影する。 カットが変わっても動作はリセットしない。 0〜3.75秒: 正面より少し斜めの全身。腰の高さからほぼ水平、35〜50mm相当。 短く横へスライドし、指先と両足を収める。 3.75〜5.625秒: 下肋骨から太もも中央までの腰アップ。 腰の高さ、斜め前約30度、50〜65mm相当。 固定した画面で8の字の軌道を見せる。腰を追って画面を揺らさず、股間へズームしない。 5.625〜7.5秒: 顔と肩のアップ。目の高さ、85mm相当。 小さく寄り、ウェーブが肩へ抜ける動きと視線の変化を捉える。 画面外でも足運びと回転準備は続いている。 7.5〜11.25秒: 全身。腰の高さ、35〜50mm相当。 前方で浅い弧を短く移動する。人物と一緒に一周しない。 ターン、ランジ、中央への戻りを足先まで見せる。 11.25〜13.125秒: 頭から太もも中央まで。胸の高さ、50mm相当。 短く横移動し、腰と肩の対向する動き、表情、腕が集まる流れを同時に見せる。 13.125〜15秒: 全身。腰の高さ、35〜50mm相当。 大きな腕の展開から次のクロスステップへ続く動きを収める。 カメラも一定速度の短い横移動を続ける。 最後に顔へ寄ったり、全景へ引いたり、終幕を示す停止をしない。 【編集と連続性】 支持脚、腕の軌道、回転方向、身体の高さをカット前後で一致させる。 ビートと動作をきっかけに切り替え、動作の飛ばしや繰り返しを避ける。 撮影軸、背景、照明方向を維持する。 急なパン、連続周回、速度変更、スローモーション、過度な手ブレはなし。 最後は進行中のダンスと音楽を切り取る。 決めポーズ、長い静止、暗転、フェードアウト、ループ用の初期姿勢への戻りは入れない。 【実写の質感】 自然な肌の細部、軽い汗の艶、鮮明な瞳。 速い手先や髪には適度なモーションブラー。 布、髪、アクセサリーは加速と減速へ自然に追従する。 粗い粒子、過剰なシャープ処理、ワックス状の肌、CG的な質感を避ける。 【音声・維持条件】 音楽が主役。足音は控えめ。 台詞、歌詞、口パク、歓声、字幕はなし。 同じ成人女性1人の顔、髪、体型、衣装、靴、アクセサリーを維持する。 硬い関節、ポーズ待ち、足滑り、浮遊、不自然な反り、余分な手足、人物の複製、衣装の変化、分割画面、文字、ロゴ、透かしはなし。
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【地方創生を、本気で前に進めたい】 この度、熊本県甲佐町のプロポーザルを受託し、 「Webスキル習得 × 移住就職支援プロジェクト」をスタートすることになりました。 ▼プレスリリースはこちら▼ これまで6年間、デジタル人材育成事業を通じて3,000名以上の受講生と関わり、岐阜や香川など様々な地域に拠点を出して、地方創生に関わってきました。 その中で感じていたのは、 「地方に人が来ない」のではなく、 「地方で生きていく選択肢が見えない」 ということです。 「地方移住」という言葉はよく聞きます。 でも実際には、 ・仕事はどうするのか ・収入はどうするのか ・家族は納得するのか ・移住後に孤立しないか こうした不安が解消されない限り、地方への移住はハードルが高く、なかなか実現しません。 だから僕たちは、移住だけを支援するのではなく、 まずはスキルを身につける。 そして仕事をつくる方法を伝え、支援する。 その先に移住がある。 という順番を大切にしています。 実際に大分県では過去2年間、このモデルで【71名】の移住実績を作ることができました。 そして今回の挑戦は、【人口約1万人】の熊本県甲佐町です。 正直、甲佐町は全国的な知名度が高い町ではありません。むしろ、ほとんど知られていないレベルだと思います。 でも、だからこそ今回の取り組みには大きな価値があると確信しています。 人口1万人規模の町でも、 デジタルスキルを学び、 仕事をつくり、 移住し、 地域に定着する。 そんな循環を生み出すことができれば、日本中の地方創生に横展開できる可能性があります。 実は全国には、甲佐町と同じような人口規模の自治体が500以上あり、だからこそ、この町で成功モデルを作ることに大きな意味があると考えています。 今回の目標は、2027年3月までに【5名】の移住定着。 数字だけを見ると少ないかもしれません。 でも、人口1万人規模の町にとって、最新のデジタルスキルを習得した人材が地域に入り、仕事をつくり、地元の方々と一緒に町を盛り上げていくことには、大きな意味があります。 地方創生は、派手なイベントや補助金だけでは続きません。 人が育ち、 仕事が生まれ、 地域に根付く。 その循環を作れるかどうかだと思っています。 BREAKの理念は「Break The Border」。 夢や目標を実現する妨げとなる壁を壊し、突破するきっかけとサポートをする存在。 そしてこれからは、個人だけでなく地域のBorderも超えていきたい。 本当に作りたいのは、単なる移住実績ではありません。 人口1万人規模の町でも再現できる、新しい地方創生モデルであり、移住者と地元の方々が一緒になって地域を盛り上げられる基盤です。 もしこのモデルが成功したら、次は全国の自治体へ広げていきます。 地方で挑戦したい人。 働き方を変えたい人。 新しい人生をつくりたい人。 そんな人たちの選択肢を増やせるよう、株式会社BREAKは今後も地方創生に本気で取り組んでいきます。 近日中にオンライン説明会も実施予定です😁 少しでも興味を持っていただけたら、ぜひこのポストの拡散をお願いしますm(_ _)m!
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22歳JDが田舎の40歳独身男性に“花嫁”として売られる映画『盲山』アマプラで配信中です🏔️ 知らぬ間に人身売買ビジネスに巻き込まれた若い女性の悲劇を描いた社会派ドラマ。 実はこれ第60回カンヌ国際映画祭“ある視点”部門に公式出品されていた作品らしく、そういう意味でもクオリティはお墨付きです。 田舎怖い系の鬼畜な話をベースにしつつ、脱出系のスリルと、コントロール不能な大衆の恐ろしさまでブレンドされてて本当に怖い。 ひたすら絶望が長いのも特徴。 誰も助けてくれない。 抵抗すれば力でねじ伏せられ、暴行される。 まさに生き地獄みたいな状況がずっと続いてマジ胃痛。 スリラー映画としても優秀ですが、いわゆる“鬱映画”としても超優秀で、今後も語り継がれていく一本になるはず。 何より恐ろしいと感じたのは、本作が単なる娯楽映画ではなく“社会派”としての側面があること。 また、35ミリフィルムで撮影された生々しい映像の質感が、この映画の厭さを高めてる点にも触れておきたいです。 【あらすじ】 仕事を探していた22歳の大学生、白雪梅(パイ・シューメイ)は割のいい仕事を紹介してくれるという親切な若い女性と出会い、白雪梅はその仕事を受ける為、遠く離れた山奥へ向かう。 長く過酷な旅の末、眠りに落ちた白雪梅が目を覚ますと、見知らぬ農家で横たわっていた。 自分がどこにいるのかも分からず、財布や身分証明書、手荷物もすべて失っている。 仕事の紹介者の女性の姿もどこにも見当たらない。 白雪梅は村人から、村に住む40歳の独身男性、黄徳貴(ホアン・デグイ)の花嫁として売られたと聞かされ、自分が人身売買業者に騙されていたことに気がつく。 彼女は黄徳貴とその家族に解放を懇願するが、彼らは拒否する。 一方、黄一家は村で盛大な結婚披露宴を開き、黄徳貴は無理やり“結婚”を成立させようとする。 白雪梅は抵抗を試みるが、虐待によって捻じ伏せられた上に監禁され、奴隷のような生活を送るようになる。 意志の強い白雪梅は逃走の機会を狙うが、この山間の村では誰も彼女を助けようとはしなかった。 村人たちは黄一家の監視を手伝い、逃亡を図るたびに白雪梅は捕らえられ、公然と暴行を受ける。 村人たちの利己主義、そして警察の無関心によって、彼女はこの孤立した村で完全に囚われの身となる。 月日が経過すると黄家は次第に彼女への監視を緩め、ようやく自分の家族との連絡を取ることに成功する。 そして、ようやく待望の助けが現れた時、それは新たな悲劇の始まりに過ぎなかった…。
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闇バイトをやろうとしている方々。 実は私、30年以上前、闇バイトに関わったことがあります。 当時、大学生の時給は800~900円くらいだったのですが、「電話回線の簡単な点検作業で時給1500円」だったので応募しました。 詳細を説明すると長くなりますが、簡単に言うと、「NTTのシステムのバグを利用して公衆電話をハッキングする」という仕事…いや、犯罪でした。 いちおう法学部の学生だった私は、一通り説明を聞いて、機材を与えられて考えてみると、これは偽計業務妨害罪に当たるのではないかと考え、大学の図書館で過去の判例を調べると、マジックホン事件というのが出てきた上、刑事訴訟法の教授に相談すると、電子計算機使用詐欺にも抵触するのではないかとわかりました。 ところが、ここからが問題だった。 時代は平成初期。パソコンを持っている人は少なく、まだポケベルの時代。 NTTのシステムバグを、NTTの人に通報しても、警察の人に通報しても、理解してもらえない。 そもそも、首謀者とどこで出会ったのかを問われ、パソコン通信とかNIFTY-Serveと言っても通じない。 NTTも警察も動かないから、横浜地検に告発状を提出したら、やっと話が警察につながり、捜査することになった。 当時、神奈川県警は私の自宅を訪れて、パソコン通信に接続している様子を見る。私をNTTの実験室に呼んで架電実験を行う。 神奈川大学の先輩に当たる巡査部長が自前のノートパソコンを警察署内に持ち込んで再現実験をするなど、手さぐりの捜査を行った。 当時、私は21歳。首謀者は電子計算機使用詐欺で逮捕された。今なら分かりやすい闇バイトなら簡単に裁判は進むが、裁判官も検事も素人。唯一、被告人の弁護人だけがNTT案件に強いとされる弁護士だった。 刑事裁判は長引き、私は検察側証人として証人尋問を受け、結果は有罪。 当時、電子計算機使用詐欺といえば、銀行の端末を利用して女性が金を引き出して男に貢ぐ犯罪というイメージがあったが、公衆電話からハッキングしてダイヤルQ2事業者に架電させて金を得る行為を同罪で有罪にしたのは日本初だった。 読売新聞が密着取材をしてくれて大きく報道。この事件の詳細は三才ブックスの「裏パソコン通信の本」に掲載されることになった。 その後、大学院に進学した私は、横浜地検に捜査資料の閲覧を求めた。本来はダメだけど、「複写はしない」、「修士論文に使うだけ」、「電磁的記憶媒体の証拠の取り扱いについてのみ」ということを約束して閲覧を許された。 で、何が言いたいか。 私はこの事件で得た「電磁的記憶媒体」、つまり当時のフロッピーディスクに落としたNIFTY-Serveのログの証拠調べ方法についての修士論文を書いたのです。 当時、この証拠調べ方法は、A説・B説・C説があり、有名な民訴学者がA説とB説で論争を繰り広げていたのですが、私はC説が正しいのではないかということで、指導教授と対立してしまい、ものすごく悩んでいました。私はC説を主張していた、元裁判官の夏井高人教授に直接メールを送って「私はどうしてもAB説が信じられず、C説が正しいような気がする」、「現に横浜地検はこういう証拠を出していた」と相談したところ、「そんな事件があったのか~い」と驚かれたのでした。 で、いつもの学歴話になる。 私、この一件で、新しい技術について、理系の人はよくわかっていても、文系の人はついていけないことが多く、それは大学教授であっても、裁判官であっても同じってこと。 私が必死に「あれはああいう犯罪で」と説明しても、NTTも警察も問題だとは思わず、後から「うさん臭いビジネスに加担するおまえが悪い」と説教してくる大人たちがいたのです。 で、私は思う。 ここに出てきた登場人物の中で、犯罪ではないかと気付いたのは、まだ神奈川大学の学生だった俺じゃないか。NTTも警察も裁判官も検事も、私が口で説明しても、何の疑問も持たなかったじゃないか。 まともに話ができたのは、神奈川大学の先輩に当たる知能犯係のH警部補だけだったじゃないか。 警察・検察・裁判所が動いて、判決ができてから、教授のみなさんが「あれは詐欺事件」みたいに、後づけで研究対象にするのを見て、学歴ってアテにならないんじゃねーの?…と思った次第です。 長文ごめん。 ちなみに、この一連の事件で、一番金をくれたのは、三才ブックス。原稿料が良かった。10万チョイ。 次が裁判所。検察側の証人尋問30分で3800円。 読売新聞の記者は、2回くらいランチをおごってくれた。 神奈川県警はお茶とアイスクリーム。 NTTはノベルティグッズ。 でもまぁ、お金ではないけれど、大学院の修士論文のネタという意味では、100万くらいの価値はあったと勝手に査定する。 元祖「闇バイト」の私。詐欺の片棒をかつがされたものの、結局お金は貰っていないし、騙されていることがわかってすぐに通報したので、被疑者にはならなくて済みました。ただし、調書に「重要参考人・松本肇」と書かれたのを見た時はドキっとしたよ。 ちなみにその被告人。未決拘留は10月。詐欺事件については初犯だったため、懲役1年6月、執行猶予3年の刑でした。 長文ごめん。
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1話目〜7話まで。 改稿済み再投稿。 ジャーニーwithゴースト  和田村陽乃、わたしは幽霊なんです。  渡部櫛木、クッシーは大切な憑き人というか、ぬか床の器というか、まあそんな僕の大事なアレなんです。  いま田舎の温泉にきています。  広くてゴツくて猿がでそうな岩風呂のある露天の前です。  でもこのお風呂、熱そうなんですよね。  僕入れません。  さて今カメラで写真撮るとこなんですけど。  風呂場に人がいて撮れないんですよね。  と、噂をすれば早速。  クッシーが現場(風呂場)から出てきました。  カメラは任せたって後ろ手にサムズアップしてます。  どうやら一般客はいなくなったようです。じゃ幽霊らしく上空のあり得ない箇所から撮ってきます。  はい。旅館の程よい高さからの上空写真です。  これドローンでも使わなきゃ無理なこれ、今結構人気ありまして、今複数の個人さんや旅館さんからオファーきてるんですよね。今回は遠間からの絶景な露天風呂ショット。  さてさて今回の稼ぎはあと数日の延泊料金無料です。  お金もすこーし入ります。  なんたって謎な仕事なんで信用もへったくれもありません。いきなりおたくの旅館の上空写真を美しく撮ってあげるから泊めてくれとか、正気じゃないと思う。  交渉役はクッシーでした。夜中の11時くらいだったと思います。フクロウがいそうな鬱蒼とした木々の中に立つ旅館。  そこのフロントで不審者相手に目を泳がせる仲居さん。呼ばれて飛び出て少し冷ややかなお顔のおかみさん。クッシー自分が(嘘だけど)撮った少し不思議な写真集を見せてコウコウ言うものを撮りますよ、絶対客寄せになりますよと必死に説得するもなんかやっぱり不審者で。  だって会話下手だし、見た目仕事してないし。  クッシー自体カメラ下手だし、でも食い扶持なくなるんで必死でした。  でも結果は合格です。年齢的に親の事情とかありそうで同情されたかもしれません。良い時代です。  あっでも撮るのは全部僕ですよ。  幽霊ひまなし。  あ、またクッシー休憩所で寝てる。  子供かよ。  僕ちょっとお説教してきますね。じゃあまた。 ──── ──────── 季節は夏。6月半ばくらいだ。しかし異常気象という時世柄か、今日も昨日も急にそんな暑くない。涼しいくらいだ。  俺、クッシー(いつのまにかついたあだ名)は和室の広縁に行って窓を開けた。 「あー涼しい。煙草吸いてー」  18の身空で馬鹿な事を呟いて、あたまに何か飛んできた。 「それは僕にも迷惑なんでやめて」  拾いあげる。笹団子がキラキラ光ってるキーホルダーだった。昨日の夜、土産屋さんでせがまれて買った謎なやつだ。  返事の前に伸びをして振り返るとそこには、 「どうしたの? じっと見つめて?」  いない。でもいる。薄らと少女の形をしている。モヤのような彼女。モヤなのに見える、人の輪郭、色調。 「いや、なんか病気、早く治りたいなってさ」 「え。病気?」  突っ込まずにとさりと座卓前の座布団に腰掛ける。冷めたお茶を手に、 「なんかさ、幽霊って他にどんなやついるのかな? いまさらのように」  俺を見返してくるモヤ。 「え、え?」  和田村陽乃(モヤ)が動揺している。モヤだが、唇、目、鼻が、ちゃんと動き、性別がわかる。でもなんか薄い。あちこち薄い。コントラストが低い。 「えーとね、最近だといまいるとこにお爺さんが1人いるよ。一階の廊下でいつもウロウロして、なんか探してるふう。それがなに?」 ないタバコを吸うふりをしてフーッと大袈裟に息を吐く。 「いや、聞きたくなかったわ」  俺が目頭を摘むと、すかさずモヤが横に来て頬を割り箸でツンツンしてきた。浮く割り箸。明るい日がさす部屋に似つかわしくない光景。  俺は特に意味もなくバタンと倒れた。いぐさの香りに鼻腔が包まれた。  いきなりモヤが喋る。モヤじゃない。陽乃だ。 「あのさ、ゆっくりするのはいいよ。私もそうしてるし。でもさクッシーは今日何したよ。風呂場の人の出入り確認しただけじゃん。ずっと夕方まで寝ててスマホいじって、風呂行って極楽で。出てきて合図しただけじゃん」  そうだ。湯上がりしたばかりで、部屋が少し暑い。クーラーだリモコンだ。 「ポチッと」 「まあさ依頼一件で、いい依頼だとただで長期で泊めてくれたりするからね。うん、あそうだね。依頼メールとか宿の人とのやり取りはしてたね」  真面目な顔で、考える人になった陽乃は、カメラマン歴は新米だ。  カメラマンというか子供の使いというか。 「説教まだおわんねー?」 「もうちょっと言わせて」 俺はため息を象みたく吐きながら、目を瞑った。  まだ全てが手探り状態で俺たちの旅は続いている。  陽乃が突然現れたあの日。  あれからどれくらいか。  俺たちは今、旅をしている。 そこに座すは誰と心得るか!  他ならぬ、神の御前であるぞ!  ひかえおろう! ひかえおろう!  乳白色の世界に浮かぶ、昔よくみた子供達の世界。  これは確か学芸会かなんかでやった演劇だ。  点々としかいない観客席に向けて、舞台上で熱心に演ずる小さな役者達。  そこには当然悪意がない。  真剣に演技と向き合う子供達と微笑ましくみつめる大人達だけ。  確かにここにはそれが無い。  でも俺はいつも違う世界が。 「あ、寝てた」  目が覚めてすぐ、辺りが仄かにオレンジ色の光に包まれていた。  朝焼けだ。朝一番乗りだ。  起き上がる。  畳一畳挟んで陽乃が寝ていた。  ぼうっとしたままぐるりと視線を一周する。  額縁の飾られた和室の壁。襖が開けっぱなしになった出入り口付近にはスナック菓子の空袋が捨て置かれている。10畳程の居間の縁側はバッグやらコンビニ袋やら買い溜めした飲食物が雑に積まれている。  向かい合わせに二つ木造りのチェアの向こうは掃き出し窓が海を見せている。 海の反対側、入り口は林。  宿は小さな山の中腹に位置する。  夕焼けのような朝の日差しが部屋中を暖かく染め上げる。  窓を開けてもいいけど、外側に何匹か虫が張り付いていた。  こんな時間に、入り込んだ虫で陽乃に悲鳴を上げられても困るので、とりあえず俺は窓を開ける代わりにカーテンを閉めた。  再びカムバックした薄暗闇のなか、携帯を取り出してメールを開く。  依頼があった。  今受けている小さな雑誌は緩い感じで、基本的に何を書いてもどの写真を使ってもOKが出る。  だからとりあえずなんでもいいから何かを書く。  あとは陽乃が起きてきたら改稿は彼女に任せればいい。  死んでるけど、そういうのは得意だ。 「ん、ねむい。暗い。僕の、僕のまくらあ?」  寝返りを打ちながら移動する陽乃。 「あ、陽乃起きたん。あと1時間くらい」  何が?という顔をしていた。 「朝食。部屋食は夕飯だけこの宿。オーケー?」  目を擦りながら、頷く陽乃。  そして再びまた布団に潜る。  特にリアクションも思い付かず、俺はまたメールに取り掛かる。  メールは寄稿文の下書きだった。  毎回いい意味で目立ちそうな題と現地紹介を書いて後で纏めてPDFにして送るのだ。  勿論だけど俺に才能はない。  だから陽乃に手伝ってもらって一緒にやる。仕上げは彼女だ。  カメラマンの仕事もやってる陽乃だけど、文章といえば女子だ。  しかし給料は全て俺に振り込まれる。   だからせめて叩き台を考えるのが俺の役目だ。  叩き台、業務連絡系、依頼探し、料金交渉。全部ちゃんと納得がいくまでする。  いま俺は18。18なら高校か大学に居るのが普通だ。  俺はまだ高校を卒業していない。  留学して以降ずっと欠席扱いになっている。  『よくノコノコやって来れるよな。おまえのせいで○○さんは死んだんだ。消えろよ』 『ああそうだ。みんなお前のせいだ。消えろ消えろよ。お前最低だよ』 『消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ』  ぼやけた世界に昔の──。 「っやべ」  間違えて雑念をそのまま文字にしていた。慌てて訂正する。まあメールはあくまで何かあった際の自動下書き保存機能目当てに使ってるだけで、誰かに送るわけじゃないけど。  俺は気分を払拭するように布団から立ち上がる。折角の朝焼けが無惨にもカーテンで隠れた部屋の中、ヨタヨタ歩く。適当なバスタオルを掴んだ。  そのまま部屋を出る。出る直前にメールで、風呂、と陽乃に送信しておいたから問題なしだ。 夜、温泉のある階から部屋に戻る道を間違えた時に、昔の童謡みたいな歌が聞こえてきた。  多分陽乃が暇つぶしに歌っているのだろう。  あいつの夜は長い。  幽霊らしいというか、まあまあの夜行性で、昔の童歌や聴いたこともない歌を真夜中にヒソヒソと口ずさんでいる事がある。 「は、兎も角として……」  ここにいつまでいるか。  それが肝心だ。  俺たちに目的地はない。あるにはあるが、言葉にし難い。  いろんな場所に行きいろんな空気を吸い、まあなんか時間稼ぎ的な。  そんなふうに考えている。 「早く治ってほしいもんだな、あ、よう陽乃」 「行きは良い良い帰りはクッシーにバッタリうわあ」  驚くようなジェスチャーでわざとらしく、廊下の向こうから現れた陽乃。  その表情はなんとも言えない。  いや無表情なんだけどオーバーアクションみたいな。 「寝れないの?」  俺がたずねると陽乃が首を傾げる。 「いやクッシーが朝方にお風呂行ってからずっと寝てた。その間まさかのずっと入ってたやつ?」 「ねーよあのな陽乃。お前朝食うと思ってたから待ってたんだよ。こないからさ、食堂でこっそり幾つか包んで持ってきたんだけど、ついに夜になるじゃん。刺身だし悪くなるから処理しといた」  ガーンと効果音を奏でる陽乃。 「捨てたんすか? さすがにそれはない」 「捨てるか。強いて言えばそろそろトイレに捨てる。陽乃が食うと異次元に行くからな。どっちが経済的かは謎だな」  シュッと。  右手に持っていたコーン付きアイスに陽乃の手が音速を奏でる。 「あ」  言う必要もないくらい素早くアイスをひったくった陽乃は、幽霊の筈なのに口にアイスをあてがい程なくコーンの屑だけがパラパラと床に舞った。  多分朝から食ってなかったのだ。余程お腹空いてたらしい。 「甘いな」 「色んな意味でな」  平和である。 「言わなければいけない事があったんだった。夜中にまたわざわざ外へ出ていたのもそれが理由だよ」  食べ終わり余韻に浸っていた陽乃だが俺にそう言われてすぐに真面目な顔になった。 「陽乃。一応依頼もひと段落したし、とりあえず朝一出る」 「え? 滞在期間今日まで?」 「んだし、なんかそろそろ迷惑をかける時期かなって」 「早くない? 僕まだ何もおびき寄せてないよ?」  陽乃にはある特徴がある。  長い時間を同じ場所で過ごすと、段々と旅感覚が薄れてきてか、陽乃の意思とは無関係に周りにやってくるのだ。  色んな霊を招き寄せる。その中には怖い奴もいるだろう。問題だった。  ある時、10日近く長期滞在をした日、二人はそれに気付いた。 「早いけど、用もなくいつまでも居ても不審に思われるし」 「まあ確かに」  部屋の前まで歩きがてら、フロントに寄って自販機でコーヒーを買った。  今寝てしまうと明日のチェックアウト時間に間に合わない。 「それに、やっぱりな」  この宿も手遅れになったら知らん顔はできない。  言わなきゃバレないが、陽乃の正確だ。何かの手段で伝えようとする。  まあ身を引くだけでいいのだ。  もう二度と泊まれなくなる宿を増やしたくないのだ。 「夜にまたこえーのが騒ぎ出してずっと怨嗟の声が響き渡るのはほんと迷惑だし」 「私が悪いのか。しかしまぁ納得感が。うーむ」  ポルターガイストが起きて、宿がホラー屋敷と化したが最後、そこは宿をやるより新手のアトラクションをやる方が理に叶う場にしかならない。  そこまで行った試しはないけど。 「でも」 「でも、だよな。確かに」 「まだ朝ご飯を食べてないよ」 「今朝ぐらい抜いてこうって。次の宿決まるまで仕事探す」 「わかった…」  無料滞在があったから勿体無くて無理矢理長く居たけど、ここでは確かに今までのような事は起きてない。  様子を見てみてもいいのかもしれない。陽乃は陽乃、集まってくるやつはまた違う奴らなのだ。  陽乃だからというより、未成仏霊だからそれがそういうものを招き寄せているのかもしれない。  部屋に入ってから始終陽乃は無言だった。話しかけてないけど。  怒っているのかもしれない。 「おやすみ。ってかまあお互い寝れないのだけど」  しかしまあ、久しぶりに返事がなかった。  外を見ると寝姿勢からでも水平線が見えた。太陽はなく、暗闇に僅かばかりの向こうの島の明かりが瞬いている。遠い田舎の山と海に囲まれた知らない世界。  社会のレールから外れて久しい生活は毎日が不安だらけで世界は自分達とは違う理で動いている気がした。  何もないところで線香の匂いが漂ってくる事がある。  それを世の中では幻臭と定義するけど、火のない所に煙は立たない。  つまりそこには何かがある。  49日が終わり、がらんとした賃貸マンション。  親戚の家に引っ越しがきまり、自分の家財道具だけは運び終わった。  その部屋は契約が切れていた。しかし大家さんに無茶を言ってみたところ、まだ新しく入居者が決まる前までなら時間をみて居てもいいという。  それでしばらく床に寝ていたら、煙の臭いがして目が覚めた。つまりそれだ。  仮に線香の匂いが気のせいでもそうでなくても、ここには確かに何かいる。そんな気がした。 ──だからなんだというのか。  家族がなくなった。最後の家族だった。  亡くなったのは妹で、先に両親が病死で他界していた。  妹の死因も病死だ。最近テレビでよく名前をみるようになった病だが名前がでてこない。とにかく持病があった。しかしまだまだ生きられる筈だった。弱っている身体に最近流行りの感染性ウイルスに侵された。あっという間だ。  何もなくなってしまったような部屋の空気。  沸いてきた感情は悲しみよりも焦燥感だ。  これからどうするべきか。  一旦は親戚に預けられるとしても、18になれば追い出されるだろう。  それから引っ越しまでの期間を使って幾度となくその場所(元住居)に足を運んだ。  まあ最後の方は家族皆病院だったから幽霊が存在したとしてここにいるはずもないかもしれないが。  帰ろうとした矢先だ。  契約前の賃貸マンションの一室にチャイムが鳴った。  工事業者かもしれない。消防の点検、ガスの点検。  色々考えながら、応対する為に玄関ドアを開けた。 「あ、やあです」  にこやかな笑み。青春してそうな涼しい色のショートヘア。今風の派手な七分袖に膝までのデニム。 「誰すか?」 「え?」  戸惑っていたのは俺だけじゃなかった。 「え? 僕の事しらないんです? まいりました。クラスメイトですよ?」 「あ、いや見覚えが、で、何?」 「いや、ですね。お悔やみ申し上げますです。あ、これは学校でも言いましたよね僕」 「えーと、で。つまり貴方は何用で?」  名前を聞こうかとも思わなかった。突然の珍入者。早く帰ってもらうに限る。 「かいつまんで話すと引っ越すんですよね? ちょっと遊びに来ませんか? 実はね貴方の事好きなクラスメイトの子がいて」  バタンと相手の子の指だけ挟まないよう気をつけて閉めた。  しかし不覚にも、挟んでしまった。 「いったあああ! 痛い痛い」  慌ててまた開ける。 「なんて冗談はさておき、あっ、ちょ」  また閉める。今度はすんでのところで止めた。  閉められないように指だけ犠牲にしてきやがったのだ。 「はあはあ」 「いや、ほんと何の用だよ。こちらそんな気分じゃないんだよ。帰れよ」 「まあまあ」  言いながら今度は足を挟んでくる。  意地でも帰らない気だった。 「そのね、貴方を好きな子がね。貴方に遠くに行って欲しくないみたいなんです。だからねウチ今ちょっと丁度運良く部屋空いてるから。そこに遊びきませんか? ついでにみんなで作戦会議ってやつ。引っ越すのやなんだよね?」 「意味がわからねーよ!」 強引に足をどかそうとするが退かせない。ドア枠に引っ掛けた指はなんか知らんがツルツル滑る。 「泊まってっていいから! ほんとこんな据え膳食わねーとか○✖︎🔲◾︎かよ! 来いよ! おら、ね?」 「いや、ねって言われても……もう転居決まってるし」  少女はガン飛ばしていたかと思えば次の瞬間には冷静になってふーんと鼻を鳴らし、 「考えてみて下さい」  顔を近づけながら目を覗き込まれて、慌てた。少し後退する。 「他人ですよ。所詮。親戚さんだか施設さんだか知りませんが、貴方はそこになんか楽しい未来を感じますか? 僕はね、ほら。僕は貴方のことよく知ってるし。いや僕というか親友がよく知ってるんだけどね。こっちはいいですよ? だって少なくとも貴方を疎ましく思ってないし、皆大歓迎なんですよ? ね、今から貴方の新住居は僕の家です! はい決まり!」 「いや、意味わかんねーし。途中いきなり飛んだし、ていうかあんたは他人じゃないのかよ。いや、いやあの」  突然現れた一人称が変な少女は聞く耳持たずに決まり決まりとはしゃいでいた。  家族が消えて、秋がきて、厳しい冬が始まる前のちょっとシュールな非現実への招待──誘拐だ。  俺は悩んでたけど頭がどうかしてたのかもしれない。結局親戚には断って友達の家に世話になると頭おかしい事を言った。  そうしたらば、戸籍上の関係で一旦は帰れと言われ帰った。その後で俺の旧姓の永原は親戚の家の渡部になってその少女、和田村陽乃の家でお世話になる事になった。  和田村陽乃とはそれ以来の幽霊付き合いである。  和田村陽乃、別名憑き物少女。 「親友とはいつ会えるわけだ?」  家とやらに行き着いたのは日が暮れるギリギリ前くらい。橙に染まる少し古い民家。野放図に荒れた庭。蔦が生えた外壁。室外機すら見当たらない庭を見るに空き家だ。 「ごめん。アレは嘘なの。ほんとは」  かくかくしかじかを並べてみると、要するにこうだ。  和田村陽乃はこの家に住んでいた家主の娘だ。しかし一昨年の冬ベランダの柵にもたれていたら柵が抜け落ち、庭先に頭から突っ込んで死亡。  以降の記憶は白濁している。 「えーと……つまり」 「はい! とりあえずしばらくこっちいていいから! なんもないよ、空き家だから」 「空き家にも所有者がいるだろ……いやそうじゃなくて、それもだけど」 「それなんだけどうちのはずなのよ」 「はず? いやいやそれより、いやそれもか」 幽霊と聞いて俺の頭に即座に浮かんだのは何か、脱兎の如く逃げ出す自分か。いや違う。もはや手遅れ。そうだこれだ。 「わかったよ。とりあえず中に入るのは無しだ」  より、ヤバそうな気がした。 「いやあのさ、困りますよ。キミが住むところにしかいけないんだよ。ほら、もう手遅れだから」 因みに親戚の家には既に超特急で帰り、手続きを済ませてわりとルンルンで来たという経緯がある。俺もそこまで馬鹿じゃないからいくらこの少女が既にこの世にモニョモニョな感じで、なんとなくその類いのアレだったとして、嘘はつかないと勝手に思っていた。 「まさか野宿しろとでも……」 「いやおま、目の前にあんじゃねーかよ。」  こんな古い家が仮に住めたとして、俺が一番最初に危惧したのはアレだ。そう。 「住居不法侵入じゃないよ? いや生前住んでたわけだし」 「登記簿とかは?」 「何それ?」 「ありえねーはこいつ。おまえさ、賃借と持ち家の違いわかる?」 「家なんだから持ってるに決まってるでしょ? キミはなんだ? 私の」 「わかった。もういい。すまんが今日は野宿だ。多分」 「え? アナタニホンゴワカリマスカ? ユーニホンジン? ニンジン? サテハニンジンデスカ?」 馬鹿を無視して表側に周り表札を確認する。  非常に厳しい現実があった。 「アレ、ヒョウサツナクナッテルネ。コレハツマリ、カゼノシワザカ?」 「言ってろ。あのな、多分お前が死んだ後、多分皆引っ越したんだよ。だからあんなに人気がなくて荒れ放題なんだ。持ち家なら最低限のメンテナンスはするし、それなりに家全体ががっしりしてるから多分築年数はそんな経過してない。それで引っ越し、売り地とも書かれずに表札がない家つまり、空き家だ。つまりあんたらはここを借りてたんだよ。数は少ないけど戸建ても借りられるからな、でもお前死んだからここ事故物件になって売るに売れなくて放置、かあるいはまあ」  事故物件になったからこの少女の家族が家を放置していた可能性はなくもないけど、勝手に足を踏み入れたが最後、俺単独の住居不法侵入になる。  と言おうとして振り返ると少女が消えていた。  代わりに少女のいた場所にふわりとティッシュペーパーが一枚。  太いマジックで、理屈っぽくて嫌い、と書かれていた。 「え、俺今日どこで寝んの? ていうかもう断ってきたんすけどあの」  まあ行きたくなかったけど。いきなりホームレスも困る。  田舎のような都会のような中途半端に殺風景な住宅街の片隅で、俺は一人でこれからどうするかを考え──まあかくかくしかじかを経て、旅に出た。  あの少女、和田村陽乃は散々振り回したあげく、結局あの後戻ってきてボロ家の中に一人入り、中から別の人の家の書類を沢山みつけてきて、その登記簿の中に彼女の家族の名前はなかったらしい。  二人してどんよりしながら気付いたら最初の宿の門を叩いたのだ。無論予約はあの有名な予約サイトである。   「お! お土産屋さん発見!」  子供の様にはしゃいで走る陽乃。 「ふう……ちょっと時化てきたな」 「ね! あるよ色々! さっきみたやつも!」  土産物って最近流通がすごいのか、やたら大量に作ってやたら色んなところに似たようなのが沢山ある。  もちろん、あんまり銭はない。  駅近のスーパーみたいな土産物屋さんの前。俺はとりあえず近くのベンチに腰掛けた。  木製で丁寧に座布団まで敷いてある。 「薄いけど」 「ねえ、ちょっとなんでこないの?」 「土産さっきもみたしこの前もみたしその前もみたしその前――」 「全部少しずつ違うんだよね。そこが面白い」 はいはい、とテキトーにあしらってさっき近くで買った雲丹コロッケを食う。 「うめえ」 「よこせ」と手を出す陽乃。 色々余計なことを言いたくなくて、黙って半分千切る。 「うめえ」 ふうふうやりながら食べる陽乃を横目に駅前ロータリーの人波を眺める。  ホテルを出て二日経つ。  まだ次の宿泊先が見つかってない。  基本的にいまいるところは割と観光ニーズの高い客足の多い駅なので、もうしばらく様子見しようと思っていたのだが、野宿延泊はもうきつい。 どうしようか悩んでいた。  さっきから俺は携帯をチラチラ見ては溜め息をついていた。  何度かワードを変えて宿泊地を検索していたのだが、やっぱりめぼしいところがない。  宿のサイトすらなくてマップの評価のみだと電話――何故か電話は苦手だったりする。 「うーん」 「こ?」  コロッケを食いながら下品な陽乃。 「はいはい」 「それなんかウザい」 「はいはい」 「チッ」  さておき今一番可能性が高いのは、もはや不思議な力で空撮なんぞ駆使せずに、近場でバイトに行く事だ。  旅を始めて四件目までは自費で泊まっていた。  初めてアレを思いついたのは先日泊まった林の中に立つ海辺の宿の一つ前に泊まった宿だ。  その頃からライティングも始め出して、サイトで申し込みしてみてとりあえずデータを送って見たら無難な返事がきた。  まあなんていうか、それでもやっぱりじり貧だ。  いつ野垂れ死にしてもおかしくない。 「うおーー! 海はー、広大だー!」  ここは確かに海沿いだし海が近いけど見えてもいない海に向かって突然叫び出した陽乃は食い終えたコロッケの紙を手に手を広げて走り回っていた。  小学生かよ。  まあいいけど。幽霊に年齢なんてないし。  思いつつ、立ち上がり陽乃に呼びかける。 「いくぞ」 「おお?」 「ちょっとうらぶれてそうな民宿だ。宿の全般の仕事、泊まり込みで一週間」 「お仲間がいそう」  古いってだけで幽霊がいるとは限らないし。 「よし、行こう! 野宿は飽きたよ! 私も仕事手伝うよ!」  丁度よくパラパラと雨。  俺たちは急いで目的地に走った。  雨が降っていた。  コンクリートを遮二無二叩く水の粒に巻き込まれて私の服は水を吸い過ぎて身体に張り付いている。 「…………渡部、あいつ、やっぱり生きてた」  彼を見つけた瞬間に雑念が全て吹き飛んでいき心に渦巻くような安堵と同時に怒りが満ち溢れた。  そのまま硬直して濡れ鼠になっても立ち尽くしたまま拳を握る。  私、柏原沙耶は修学旅行にきていた。  そして偶々見つけた知り合いの姿を見て頭が真っ白になり、何か言う前に機会を逸してしまって、 「何いつまでも」  いつまで逃げ続けるつもりなのか。  言葉にならずに顔を伏せる。  しばらくじっとそうしていたらさすがに寒くなってきた。  身震いしながら走って帰路に着く。  昔とある事件があった。  昔と言ってもついほんの半年前だ。  とある高校の校舎で飛び降りがあった。  3年Aクラスの女子生徒は自ら飛び降りたとされていたが後程捜査が進んでやっぱり自殺ということで事件は幕を引いた。  学校側も保護者側もいじめや体罰などの事件性はなく、ニュースにも一時期取り上げられていたが間もなく噂もなくなった。  それから数ヶ月。  クラスメイトの一人が持病を拗らせて死んだ。  喘息があったらしくしばらく入院すると聞いてすぐのことだった。  それからまた一人、今度は体育の授業中にマラソンで男子が心臓発作を起こした。  先生がすぐに対処して事なきを得たが、それからだ。  翌日翌々日とクラスメイトの病気が続いた。  足を挫いたり骨折したり病気というか不幸というか、とにかく良くないことが続いた。そのタイムスパンはだんだんと1日ごとから数時間毎に変わっていた。  みんな気づき始めていた。  半年前だからもうあれから半年経つ。  それまでに実はもう一人死んでいる。  例の心臓発作の男子だ。  クラスメイトとゲームセンターで遊んでいたらしく、高揚した瞬間だったらしい。  みんな口に出さなかった。怖かったから。  だから暗黙の了解でなるべくみんなしおらしくして、あと健康に気を使いだした。  しばらくして、今度はクラスからぽつりぽつりと人が減り始めた。  退学したらしい。退学した生徒の知り合いの一人が田舎に戸建てを買って家族で移り住むと聞いたらしい。  関わっていた職員にも退職者がいたが、それは決まってクラスに出入りする人間のみだった。うちのクラス、3年Aクラスの人は担任も含めて静かに密やかに消えていった。  理由はない。  ただ何かを恐れるように少しずつそうしていた。  月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也。何かで読んだ古い一説が、頭によぎる頃には月日が経っていて教室は既に、減った、と目で見てわかるくらいに生徒が姿を消していて、退学したり家族が死んで引っ越したり病気になって入院したりと、それぞれの事情に対して反応する余裕もなく、そんな矢先に何か不幸の連鎖が突然ピタリと止んだ時期があった。それを機に暗黙の了解で皆この話題に触れるのをタブー視していた。  あいつが姿を消したのはその頃だった。  渡部だ。  理由はわからない。逃げたと思った人も沢山いた。私もその一人だ。でもあいつは消える前にクラスメイトの一人に伝言を残していた。  終わらせてくる、そう言って以降一切の連絡路が絶たれた。  じゃあなぜ今回遭遇したのかと言えば偶然ではない。彼と以前に位置共有をしていた私はアカウントを変えて以降そのままにしていたが、また昔のアカウントをようやく復活させたのだ。  何処にいるか掴んだ私はすぐに、OLから転職して3年目担任の笠井に話した。 「もうさ決着付けようよ先生。うちらはどうせ逃げられないんだからさ」   「あ、沙耶さんいたいた!」  旅館に着いてすぐ、背後から手を叩かれた。斎が声をかけてきた。斎は最近入ってきた部活の友達で人懐っこい性格の同年代だけど後輩みたいな奴だ。 「すいません、その、やばいですよそれ?」  たしかに、言うまでもなく。 「うん、どうしようか悩んでた。ほらさ、うちの班だけ自由行動で寺巡りしてたじゃん」 「はい、で沙耶さん消えるし」 「うん、ちょっと人探ししてたから」  何か言おうとする前に、 「とりあえず、部屋に入っては?」 「うん、そうするわ」 ずぶ濡れのまま館内に入っていたら、程なく従業員がタオルを持って走ってきた。 「で、沙耶さん」  神妙な顔の斎──朝霞斎はスマホを睨みながらいう。 「結局のところ誰を探していたんで?」  その問いに同室の野田みゆきが反応した。 「それは私も聞きたい」  まだいたクラスメイト三十人。うち、来たのはたった10人。班は3、3、2、2の4つに分かれ、うちの班は三人だ。 「ってか、確かに観光地だけどあんま見に行くとこなくない?」  みゆきはドライだが、同じ班になるだけあってほどほどに仲はいい。 「いやーあると思いますよ。ここ確かにど田舎ですけどググると結構な名所だし、なんか御寺とか神社とか神域多いし、現にうちら回ってましたし」  相変わらずスマホを睨みながら話す斎が何を見ているか覗いてみたら、似たような数字が二つ並んでいて激しく動いている画面をポチポチ操作していた。  私にはわからない世界だからあえて突っ込んでは聞かなかった。 「まあ確かに」  私は頷きながら部屋に入る前にロビーで買っておいたソーダに口をつける。  まだ髪は乾いていない。頭に置いたタオルでまた髪を拭きながら二人をみる。  みゆきは私服姿で縁側でテレビをみている。  斎は一応制服だ。館内は自由でいいと言われているからどちらも正解だが、私は暑苦しいから私服――まあまだ雨が染み込んでいる。 「沙耶さん、とりあえず早くお風呂いただいてきては? いや、夕食のあとですけどもう五泊目だし、いちいちルール守らなくても……」  そうだ、もうここにきてから五日経つ。 「わかったよ。とりあえず行ってくる。じゃ速攻行くからもし遅れたら先生になんか言っておいて」 「はーい! 行ってらっしゃ」  部屋を後にする。みゆきが眠そうに手をひらひらしていた。
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