部下の市場価値を高める」ことに躍起になっていた時期がある。
人の市場価値を扱う仕事をしてきたし、今も成果にコミットする姿勢は変わらない。
ただ、この考え方「だけ」では足りないと最近強く感じている。
坂井風太さんの動画で言語化された。市場価値を直接の目的に置くと、かえって市場価値が上がらない。という逆説。
理由はシンプルだった。「自分の市場価値を上げる」を起点にすると、思考が自分に閉じる。
スキルや資格を積むことが目的化し、「誰を喜ばせたか」「事業に何を返したか」が後回しになる。
結果、周りは協力しないし、呼ばれない。実態としての価値は上がらない。
逆に、目の前の貢献——お客さんが何で喜ぶか、事業がどう良くなるか——を起点に動いた人ほど、崡り崡って「来てほしい」と言われる人になっていく。
これ、体育会の感覚と同じだ。自分の数字だけを追う選手より、チームが勝つために動ける選手のほうが、最後は遠くまで行く。
育成の順番を、自分は逆にしていたのかもしれない。
スキルを積ませる前に、貢献の手応えを渡す。市場価値は、狙うものではなく、後からついてくるもの、という考えを持つことも重要である。
【坂井風太】持続可能なキャリア論/令和の部下育成術/市場価値を上げようとすると市場価値が上がらない?/アンラーニングコストとは?/部下が工夫して...
@YouTubeより