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1話目〜7話まで。 改稿済み再投稿。 ジャーニーwithゴースト  和田村陽乃、わたしは幽霊なんです。  渡部櫛木、クッシーは大切な憑き人というか、ぬか床の器というか、まあそんな僕の大事なアレなんです。  いま田舎の温泉にきています。  広くてゴツくて猿がでそうな岩風呂のある露天の前です。  でもこのお風呂、熱そうなんですよね。  僕入れません。  さて今カメラで写真撮るとこなんですけど。  風呂場に人がいて撮れないんですよね。  と、噂をすれば早速。  クッシーが現場(風呂場)から出てきました。  カメラは任せたって後ろ手にサムズアップしてます。  どうやら一般客はいなくなったようです。じゃ幽霊らしく上空のあり得ない箇所から撮ってきます。  はい。旅館の程よい高さからの上空写真です。  これドローンでも使わなきゃ無理なこれ、今結構人気ありまして、今複数の個人さんや旅館さんからオファーきてるんですよね。今回は遠間からの絶景な露天風呂ショット。  さてさて今回の稼ぎはあと数日の延泊料金無料です。  お金もすこーし入ります。  なんたって謎な仕事なんで信用もへったくれもありません。いきなりおたくの旅館の上空写真を美しく撮ってあげるから泊めてくれとか、正気じゃないと思う。  交渉役はクッシーでした。夜中の11時くらいだったと思います。フクロウがいそうな鬱蒼とした木々の中に立つ旅館。  そこのフロントで不審者相手に目を泳がせる仲居さん。呼ばれて飛び出て少し冷ややかなお顔のおかみさん。クッシー自分が(嘘だけど)撮った少し不思議な写真集を見せてコウコウ言うものを撮りますよ、絶対客寄せになりますよと必死に説得するもなんかやっぱり不審者で。  だって会話下手だし、見た目仕事してないし。  クッシー自体カメラ下手だし、でも食い扶持なくなるんで必死でした。  でも結果は合格です。年齢的に親の事情とかありそうで同情されたかもしれません。良い時代です。  あっでも撮るのは全部僕ですよ。  幽霊ひまなし。  あ、またクッシー休憩所で寝てる。  子供かよ。  僕ちょっとお説教してきますね。じゃあまた。 ──── ──────── 季節は夏。6月半ばくらいだ。しかし異常気象という時世柄か、今日も昨日も急にそんな暑くない。涼しいくらいだ。  俺、クッシー(いつのまにかついたあだ名)は和室の広縁に行って窓を開けた。 「あー涼しい。煙草吸いてー」  18の身空で馬鹿な事を呟いて、あたまに何か飛んできた。 「それは僕にも迷惑なんでやめて」  拾いあげる。笹団子がキラキラ光ってるキーホルダーだった。昨日の夜、土産屋さんでせがまれて買った謎なやつだ。  返事の前に伸びをして振り返るとそこには、 「どうしたの? じっと見つめて?」  いない。でもいる。薄らと少女の形をしている。モヤのような彼女。モヤなのに見える、人の輪郭、色調。 「いや、なんか病気、早く治りたいなってさ」 「え。病気?」  突っ込まずにとさりと座卓前の座布団に腰掛ける。冷めたお茶を手に、 「なんかさ、幽霊って他にどんなやついるのかな? いまさらのように」  俺を見返してくるモヤ。 「え、え?」  和田村陽乃(モヤ)が動揺している。モヤだが、唇、目、鼻が、ちゃんと動き、性別がわかる。でもなんか薄い。あちこち薄い。コントラストが低い。 「えーとね、最近だといまいるとこにお爺さんが1人いるよ。一階の廊下でいつもウロウロして、なんか探してるふう。それがなに?」 ないタバコを吸うふりをしてフーッと大袈裟に息を吐く。 「いや、聞きたくなかったわ」  俺が目頭を摘むと、すかさずモヤが横に来て頬を割り箸でツンツンしてきた。浮く割り箸。明るい日がさす部屋に似つかわしくない光景。  俺は特に意味もなくバタンと倒れた。いぐさの香りに鼻腔が包まれた。  いきなりモヤが喋る。モヤじゃない。陽乃だ。 「あのさ、ゆっくりするのはいいよ。私もそうしてるし。でもさクッシーは今日何したよ。風呂場の人の出入り確認しただけじゃん。ずっと夕方まで寝ててスマホいじって、風呂行って極楽で。出てきて合図しただけじゃん」  そうだ。湯上がりしたばかりで、部屋が少し暑い。クーラーだリモコンだ。 「ポチッと」 「まあさ依頼一件で、いい依頼だとただで長期で泊めてくれたりするからね。うん、あそうだね。依頼メールとか宿の人とのやり取りはしてたね」  真面目な顔で、考える人になった陽乃は、カメラマン歴は新米だ。  カメラマンというか子供の使いというか。 「説教まだおわんねー?」 「もうちょっと言わせて」 俺はため息を象みたく吐きながら、目を瞑った。  まだ全てが手探り状態で俺たちの旅は続いている。  陽乃が突然現れたあの日。  あれからどれくらいか。  俺たちは今、旅をしている。 そこに座すは誰と心得るか!  他ならぬ、神の御前であるぞ!  ひかえおろう! ひかえおろう!  乳白色の世界に浮かぶ、昔よくみた子供達の世界。  これは確か学芸会かなんかでやった演劇だ。  点々としかいない観客席に向けて、舞台上で熱心に演ずる小さな役者達。  そこには当然悪意がない。  真剣に演技と向き合う子供達と微笑ましくみつめる大人達だけ。  確かにここにはそれが無い。  でも俺はいつも違う世界が。 「あ、寝てた」  目が覚めてすぐ、辺りが仄かにオレンジ色の光に包まれていた。  朝焼けだ。朝一番乗りだ。  起き上がる。  畳一畳挟んで陽乃が寝ていた。  ぼうっとしたままぐるりと視線を一周する。  額縁の飾られた和室の壁。襖が開けっぱなしになった出入り口付近にはスナック菓子の空袋が捨て置かれている。10畳程の居間の縁側はバッグやらコンビニ袋やら買い溜めした飲食物が雑に積まれている。  向かい合わせに二つ木造りのチェアの向こうは掃き出し窓が海を見せている。 海の反対側、入り口は林。  宿は小さな山の中腹に位置する。  夕焼けのような朝の日差しが部屋中を暖かく染め上げる。  窓を開けてもいいけど、外側に何匹か虫が張り付いていた。  こんな時間に、入り込んだ虫で陽乃に悲鳴を上げられても困るので、とりあえず俺は窓を開ける代わりにカーテンを閉めた。  再びカムバックした薄暗闇のなか、携帯を取り出してメールを開く。  依頼があった。  今受けている小さな雑誌は緩い感じで、基本的に何を書いてもどの写真を使ってもOKが出る。  だからとりあえずなんでもいいから何かを書く。  あとは陽乃が起きてきたら改稿は彼女に任せればいい。  死んでるけど、そういうのは得意だ。 「ん、ねむい。暗い。僕の、僕のまくらあ?」  寝返りを打ちながら移動する陽乃。 「あ、陽乃起きたん。あと1時間くらい」  何が?という顔をしていた。 「朝食。部屋食は夕飯だけこの宿。オーケー?」  目を擦りながら、頷く陽乃。  そして再びまた布団に潜る。  特にリアクションも思い付かず、俺はまたメールに取り掛かる。  メールは寄稿文の下書きだった。  毎回いい意味で目立ちそうな題と現地紹介を書いて後で纏めてPDFにして送るのだ。  勿論だけど俺に才能はない。  だから陽乃に手伝ってもらって一緒にやる。仕上げは彼女だ。  カメラマンの仕事もやってる陽乃だけど、文章といえば女子だ。  しかし給料は全て俺に振り込まれる。   だからせめて叩き台を考えるのが俺の役目だ。  叩き台、業務連絡系、依頼探し、料金交渉。全部ちゃんと納得がいくまでする。  いま俺は18。18なら高校か大学に居るのが普通だ。  俺はまだ高校を卒業していない。  留学して以降ずっと欠席扱いになっている。  『よくノコノコやって来れるよな。おまえのせいで○○さんは死んだんだ。消えろよ』 『ああそうだ。みんなお前のせいだ。消えろ消えろよ。お前最低だよ』 『消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ』  ぼやけた世界に昔の──。 「っやべ」  間違えて雑念をそのまま文字にしていた。慌てて訂正する。まあメールはあくまで何かあった際の自動下書き保存機能目当てに使ってるだけで、誰かに送るわけじゃないけど。  俺は気分を払拭するように布団から立ち上がる。折角の朝焼けが無惨にもカーテンで隠れた部屋の中、ヨタヨタ歩く。適当なバスタオルを掴んだ。  そのまま部屋を出る。出る直前にメールで、風呂、と陽乃に送信しておいたから問題なしだ。 夜、温泉のある階から部屋に戻る道を間違えた時に、昔の童謡みたいな歌が聞こえてきた。  多分陽乃が暇つぶしに歌っているのだろう。  あいつの夜は長い。  幽霊らしいというか、まあまあの夜行性で、昔の童歌や聴いたこともない歌を真夜中にヒソヒソと口ずさんでいる事がある。 「は、兎も角として……」  ここにいつまでいるか。  それが肝心だ。  俺たちに目的地はない。あるにはあるが、言葉にし難い。  いろんな場所に行きいろんな空気を吸い、まあなんか時間稼ぎ的な。  そんなふうに考えている。 「早く治ってほしいもんだな、あ、よう陽乃」 「行きは良い良い帰りはクッシーにバッタリうわあ」  驚くようなジェスチャーでわざとらしく、廊下の向こうから現れた陽乃。  その表情はなんとも言えない。  いや無表情なんだけどオーバーアクションみたいな。 「寝れないの?」  俺がたずねると陽乃が首を傾げる。 「いやクッシーが朝方にお風呂行ってからずっと寝てた。その間まさかのずっと入ってたやつ?」 「ねーよあのな陽乃。お前朝食うと思ってたから待ってたんだよ。こないからさ、食堂でこっそり幾つか包んで持ってきたんだけど、ついに夜になるじゃん。刺身だし悪くなるから処理しといた」  ガーンと効果音を奏でる陽乃。 「捨てたんすか? さすがにそれはない」 「捨てるか。強いて言えばそろそろトイレに捨てる。陽乃が食うと異次元に行くからな。どっちが経済的かは謎だな」  シュッと。  右手に持っていたコーン付きアイスに陽乃の手が音速を奏でる。 「あ」  言う必要もないくらい素早くアイスをひったくった陽乃は、幽霊の筈なのに口にアイスをあてがい程なくコーンの屑だけがパラパラと床に舞った。  多分朝から食ってなかったのだ。余程お腹空いてたらしい。 「甘いな」 「色んな意味でな」  平和である。 「言わなければいけない事があったんだった。夜中にまたわざわざ外へ出ていたのもそれが理由だよ」  食べ終わり余韻に浸っていた陽乃だが俺にそう言われてすぐに真面目な顔になった。 「陽乃。一応依頼もひと段落したし、とりあえず朝一出る」 「え? 滞在期間今日まで?」 「んだし、なんかそろそろ迷惑をかける時期かなって」 「早くない? 僕まだ何もおびき寄せてないよ?」  陽乃にはある特徴がある。  長い時間を同じ場所で過ごすと、段々と旅感覚が薄れてきてか、陽乃の意思とは無関係に周りにやってくるのだ。  色んな霊を招き寄せる。その中には怖い奴もいるだろう。問題だった。  ある時、10日近く長期滞在をした日、二人はそれに気付いた。 「早いけど、用もなくいつまでも居ても不審に思われるし」 「まあ確かに」  部屋の前まで歩きがてら、フロントに寄って自販機でコーヒーを買った。  今寝てしまうと明日のチェックアウト時間に間に合わない。 「それに、やっぱりな」  この宿も手遅れになったら知らん顔はできない。  言わなきゃバレないが、陽乃の正確だ。何かの手段で伝えようとする。  まあ身を引くだけでいいのだ。  もう二度と泊まれなくなる宿を増やしたくないのだ。 「夜にまたこえーのが騒ぎ出してずっと怨嗟の声が響き渡るのはほんと迷惑だし」 「私が悪いのか。しかしまぁ納得感が。うーむ」  ポルターガイストが起きて、宿がホラー屋敷と化したが最後、そこは宿をやるより新手のアトラクションをやる方が理に叶う場にしかならない。  そこまで行った試しはないけど。 「でも」 「でも、だよな。確かに」 「まだ朝ご飯を食べてないよ」 「今朝ぐらい抜いてこうって。次の宿決まるまで仕事探す」 「わかった…」  無料滞在があったから勿体無くて無理矢理長く居たけど、ここでは確かに今までのような事は起きてない。  様子を見てみてもいいのかもしれない。陽乃は陽乃、集まってくるやつはまた違う奴らなのだ。  陽乃だからというより、未成仏霊だからそれがそういうものを招き寄せているのかもしれない。  部屋に入ってから始終陽乃は無言だった。話しかけてないけど。  怒っているのかもしれない。 「おやすみ。ってかまあお互い寝れないのだけど」  しかしまあ、久しぶりに返事がなかった。  外を見ると寝姿勢からでも水平線が見えた。太陽はなく、暗闇に僅かばかりの向こうの島の明かりが瞬いている。遠い田舎の山と海に囲まれた知らない世界。  社会のレールから外れて久しい生活は毎日が不安だらけで世界は自分達とは違う理で動いている気がした。  何もないところで線香の匂いが漂ってくる事がある。  それを世の中では幻臭と定義するけど、火のない所に煙は立たない。  つまりそこには何かがある。  49日が終わり、がらんとした賃貸マンション。  親戚の家に引っ越しがきまり、自分の家財道具だけは運び終わった。  その部屋は契約が切れていた。しかし大家さんに無茶を言ってみたところ、まだ新しく入居者が決まる前までなら時間をみて居てもいいという。  それでしばらく床に寝ていたら、煙の臭いがして目が覚めた。つまりそれだ。  仮に線香の匂いが気のせいでもそうでなくても、ここには確かに何かいる。そんな気がした。 ──だからなんだというのか。  家族がなくなった。最後の家族だった。  亡くなったのは妹で、先に両親が病死で他界していた。  妹の死因も病死だ。最近テレビでよく名前をみるようになった病だが名前がでてこない。とにかく持病があった。しかしまだまだ生きられる筈だった。弱っている身体に最近流行りの感染性ウイルスに侵された。あっという間だ。  何もなくなってしまったような部屋の空気。  沸いてきた感情は悲しみよりも焦燥感だ。  これからどうするべきか。  一旦は親戚に預けられるとしても、18になれば追い出されるだろう。  それから引っ越しまでの期間を使って幾度となくその場所(元住居)に足を運んだ。  まあ最後の方は家族皆病院だったから幽霊が存在したとしてここにいるはずもないかもしれないが。  帰ろうとした矢先だ。  契約前の賃貸マンションの一室にチャイムが鳴った。  工事業者かもしれない。消防の点検、ガスの点検。  色々考えながら、応対する為に玄関ドアを開けた。 「あ、やあです」  にこやかな笑み。青春してそうな涼しい色のショートヘア。今風の派手な七分袖に膝までのデニム。 「誰すか?」 「え?」  戸惑っていたのは俺だけじゃなかった。 「え? 僕の事しらないんです? まいりました。クラスメイトですよ?」 「あ、いや見覚えが、で、何?」 「いや、ですね。お悔やみ申し上げますです。あ、これは学校でも言いましたよね僕」 「えーと、で。つまり貴方は何用で?」  名前を聞こうかとも思わなかった。突然の珍入者。早く帰ってもらうに限る。 「かいつまんで話すと引っ越すんですよね? ちょっと遊びに来ませんか? 実はね貴方の事好きなクラスメイトの子がいて」  バタンと相手の子の指だけ挟まないよう気をつけて閉めた。  しかし不覚にも、挟んでしまった。 「いったあああ! 痛い痛い」  慌ててまた開ける。 「なんて冗談はさておき、あっ、ちょ」  また閉める。今度はすんでのところで止めた。  閉められないように指だけ犠牲にしてきやがったのだ。 「はあはあ」 「いや、ほんと何の用だよ。こちらそんな気分じゃないんだよ。帰れよ」 「まあまあ」  言いながら今度は足を挟んでくる。  意地でも帰らない気だった。 「そのね、貴方を好きな子がね。貴方に遠くに行って欲しくないみたいなんです。だからねウチ今ちょっと丁度運良く部屋空いてるから。そこに遊びきませんか? ついでにみんなで作戦会議ってやつ。引っ越すのやなんだよね?」 「意味がわからねーよ!」 強引に足をどかそうとするが退かせない。ドア枠に引っ掛けた指はなんか知らんがツルツル滑る。 「泊まってっていいから! ほんとこんな据え膳食わねーとか○✖︎🔲◾︎かよ! 来いよ! おら、ね?」 「いや、ねって言われても……もう転居決まってるし」  少女はガン飛ばしていたかと思えば次の瞬間には冷静になってふーんと鼻を鳴らし、 「考えてみて下さい」  顔を近づけながら目を覗き込まれて、慌てた。少し後退する。 「他人ですよ。所詮。親戚さんだか施設さんだか知りませんが、貴方はそこになんか楽しい未来を感じますか? 僕はね、ほら。僕は貴方のことよく知ってるし。いや僕というか親友がよく知ってるんだけどね。こっちはいいですよ? だって少なくとも貴方を疎ましく思ってないし、皆大歓迎なんですよ? ね、今から貴方の新住居は僕の家です! はい決まり!」 「いや、意味わかんねーし。途中いきなり飛んだし、ていうかあんたは他人じゃないのかよ。いや、いやあの」  突然現れた一人称が変な少女は聞く耳持たずに決まり決まりとはしゃいでいた。  家族が消えて、秋がきて、厳しい冬が始まる前のちょっとシュールな非現実への招待──誘拐だ。  俺は悩んでたけど頭がどうかしてたのかもしれない。結局親戚には断って友達の家に世話になると頭おかしい事を言った。  そうしたらば、戸籍上の関係で一旦は帰れと言われ帰った。その後で俺の旧姓の永原は親戚の家の渡部になってその少女、和田村陽乃の家でお世話になる事になった。  和田村陽乃とはそれ以来の幽霊付き合いである。  和田村陽乃、別名憑き物少女。 「親友とはいつ会えるわけだ?」  家とやらに行き着いたのは日が暮れるギリギリ前くらい。橙に染まる少し古い民家。野放図に荒れた庭。蔦が生えた外壁。室外機すら見当たらない庭を見るに空き家だ。 「ごめん。アレは嘘なの。ほんとは」  かくかくしかじかを並べてみると、要するにこうだ。  和田村陽乃はこの家に住んでいた家主の娘だ。しかし一昨年の冬ベランダの柵にもたれていたら柵が抜け落ち、庭先に頭から突っ込んで死亡。  以降の記憶は白濁している。 「えーと……つまり」 「はい! とりあえずしばらくこっちいていいから! なんもないよ、空き家だから」 「空き家にも所有者がいるだろ……いやそうじゃなくて、それもだけど」 「それなんだけどうちのはずなのよ」 「はず? いやいやそれより、いやそれもか」 幽霊と聞いて俺の頭に即座に浮かんだのは何か、脱兎の如く逃げ出す自分か。いや違う。もはや手遅れ。そうだこれだ。 「わかったよ。とりあえず中に入るのは無しだ」  より、ヤバそうな気がした。 「いやあのさ、困りますよ。キミが住むところにしかいけないんだよ。ほら、もう手遅れだから」 因みに親戚の家には既に超特急で帰り、手続きを済ませてわりとルンルンで来たという経緯がある。俺もそこまで馬鹿じゃないからいくらこの少女が既にこの世にモニョモニョな感じで、なんとなくその類いのアレだったとして、嘘はつかないと勝手に思っていた。 「まさか野宿しろとでも……」 「いやおま、目の前にあんじゃねーかよ。」  こんな古い家が仮に住めたとして、俺が一番最初に危惧したのはアレだ。そう。 「住居不法侵入じゃないよ? いや生前住んでたわけだし」 「登記簿とかは?」 「何それ?」 「ありえねーはこいつ。おまえさ、賃借と持ち家の違いわかる?」 「家なんだから持ってるに決まってるでしょ? キミはなんだ? 私の」 「わかった。もういい。すまんが今日は野宿だ。多分」 「え? アナタニホンゴワカリマスカ? ユーニホンジン? ニンジン? サテハニンジンデスカ?」 馬鹿を無視して表側に周り表札を確認する。  非常に厳しい現実があった。 「アレ、ヒョウサツナクナッテルネ。コレハツマリ、カゼノシワザカ?」 「言ってろ。あのな、多分お前が死んだ後、多分皆引っ越したんだよ。だからあんなに人気がなくて荒れ放題なんだ。持ち家なら最低限のメンテナンスはするし、それなりに家全体ががっしりしてるから多分築年数はそんな経過してない。それで引っ越し、売り地とも書かれずに表札がない家つまり、空き家だ。つまりあんたらはここを借りてたんだよ。数は少ないけど戸建ても借りられるからな、でもお前死んだからここ事故物件になって売るに売れなくて放置、かあるいはまあ」  事故物件になったからこの少女の家族が家を放置していた可能性はなくもないけど、勝手に足を踏み入れたが最後、俺単独の住居不法侵入になる。  と言おうとして振り返ると少女が消えていた。  代わりに少女のいた場所にふわりとティッシュペーパーが一枚。  太いマジックで、理屈っぽくて嫌い、と書かれていた。 「え、俺今日どこで寝んの? ていうかもう断ってきたんすけどあの」  まあ行きたくなかったけど。いきなりホームレスも困る。  田舎のような都会のような中途半端に殺風景な住宅街の片隅で、俺は一人でこれからどうするかを考え──まあかくかくしかじかを経て、旅に出た。  あの少女、和田村陽乃は散々振り回したあげく、結局あの後戻ってきてボロ家の中に一人入り、中から別の人の家の書類を沢山みつけてきて、その登記簿の中に彼女の家族の名前はなかったらしい。  二人してどんよりしながら気付いたら最初の宿の門を叩いたのだ。無論予約はあの有名な予約サイトである。   「お! お土産屋さん発見!」  子供の様にはしゃいで走る陽乃。 「ふう……ちょっと時化てきたな」 「ね! あるよ色々! さっきみたやつも!」  土産物って最近流通がすごいのか、やたら大量に作ってやたら色んなところに似たようなのが沢山ある。  もちろん、あんまり銭はない。  駅近のスーパーみたいな土産物屋さんの前。俺はとりあえず近くのベンチに腰掛けた。  木製で丁寧に座布団まで敷いてある。 「薄いけど」 「ねえ、ちょっとなんでこないの?」 「土産さっきもみたしこの前もみたしその前もみたしその前――」 「全部少しずつ違うんだよね。そこが面白い」 はいはい、とテキトーにあしらってさっき近くで買った雲丹コロッケを食う。 「うめえ」 「よこせ」と手を出す陽乃。 色々余計なことを言いたくなくて、黙って半分千切る。 「うめえ」 ふうふうやりながら食べる陽乃を横目に駅前ロータリーの人波を眺める。  ホテルを出て二日経つ。  まだ次の宿泊先が見つかってない。  基本的にいまいるところは割と観光ニーズの高い客足の多い駅なので、もうしばらく様子見しようと思っていたのだが、野宿延泊はもうきつい。 どうしようか悩んでいた。  さっきから俺は携帯をチラチラ見ては溜め息をついていた。  何度かワードを変えて宿泊地を検索していたのだが、やっぱりめぼしいところがない。  宿のサイトすらなくてマップの評価のみだと電話――何故か電話は苦手だったりする。 「うーん」 「こ?」  コロッケを食いながら下品な陽乃。 「はいはい」 「それなんかウザい」 「はいはい」 「チッ」  さておき今一番可能性が高いのは、もはや不思議な力で空撮なんぞ駆使せずに、近場でバイトに行く事だ。  旅を始めて四件目までは自費で泊まっていた。  初めてアレを思いついたのは先日泊まった林の中に立つ海辺の宿の一つ前に泊まった宿だ。  その頃からライティングも始め出して、サイトで申し込みしてみてとりあえずデータを送って見たら無難な返事がきた。  まあなんていうか、それでもやっぱりじり貧だ。  いつ野垂れ死にしてもおかしくない。 「うおーー! 海はー、広大だー!」  ここは確かに海沿いだし海が近いけど見えてもいない海に向かって突然叫び出した陽乃は食い終えたコロッケの紙を手に手を広げて走り回っていた。  小学生かよ。  まあいいけど。幽霊に年齢なんてないし。  思いつつ、立ち上がり陽乃に呼びかける。 「いくぞ」 「おお?」 「ちょっとうらぶれてそうな民宿だ。宿の全般の仕事、泊まり込みで一週間」 「お仲間がいそう」  古いってだけで幽霊がいるとは限らないし。 「よし、行こう! 野宿は飽きたよ! 私も仕事手伝うよ!」  丁度よくパラパラと雨。  俺たちは急いで目的地に走った。  雨が降っていた。  コンクリートを遮二無二叩く水の粒に巻き込まれて私の服は水を吸い過ぎて身体に張り付いている。 「…………渡部、あいつ、やっぱり生きてた」  彼を見つけた瞬間に雑念が全て吹き飛んでいき心に渦巻くような安堵と同時に怒りが満ち溢れた。  そのまま硬直して濡れ鼠になっても立ち尽くしたまま拳を握る。  私、柏原沙耶は修学旅行にきていた。  そして偶々見つけた知り合いの姿を見て頭が真っ白になり、何か言う前に機会を逸してしまって、 「何いつまでも」  いつまで逃げ続けるつもりなのか。  言葉にならずに顔を伏せる。  しばらくじっとそうしていたらさすがに寒くなってきた。  身震いしながら走って帰路に着く。  昔とある事件があった。  昔と言ってもついほんの半年前だ。  とある高校の校舎で飛び降りがあった。  3年Aクラスの女子生徒は自ら飛び降りたとされていたが後程捜査が進んでやっぱり自殺ということで事件は幕を引いた。  学校側も保護者側もいじめや体罰などの事件性はなく、ニュースにも一時期取り上げられていたが間もなく噂もなくなった。  それから数ヶ月。  クラスメイトの一人が持病を拗らせて死んだ。  喘息があったらしくしばらく入院すると聞いてすぐのことだった。  それからまた一人、今度は体育の授業中にマラソンで男子が心臓発作を起こした。  先生がすぐに対処して事なきを得たが、それからだ。  翌日翌々日とクラスメイトの病気が続いた。  足を挫いたり骨折したり病気というか不幸というか、とにかく良くないことが続いた。そのタイムスパンはだんだんと1日ごとから数時間毎に変わっていた。  みんな気づき始めていた。  半年前だからもうあれから半年経つ。  それまでに実はもう一人死んでいる。  例の心臓発作の男子だ。  クラスメイトとゲームセンターで遊んでいたらしく、高揚した瞬間だったらしい。  みんな口に出さなかった。怖かったから。  だから暗黙の了解でなるべくみんなしおらしくして、あと健康に気を使いだした。  しばらくして、今度はクラスからぽつりぽつりと人が減り始めた。  退学したらしい。退学した生徒の知り合いの一人が田舎に戸建てを買って家族で移り住むと聞いたらしい。  関わっていた職員にも退職者がいたが、それは決まってクラスに出入りする人間のみだった。うちのクラス、3年Aクラスの人は担任も含めて静かに密やかに消えていった。  理由はない。  ただ何かを恐れるように少しずつそうしていた。  月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也。何かで読んだ古い一説が、頭によぎる頃には月日が経っていて教室は既に、減った、と目で見てわかるくらいに生徒が姿を消していて、退学したり家族が死んで引っ越したり病気になって入院したりと、それぞれの事情に対して反応する余裕もなく、そんな矢先に何か不幸の連鎖が突然ピタリと止んだ時期があった。それを機に暗黙の了解で皆この話題に触れるのをタブー視していた。  あいつが姿を消したのはその頃だった。  渡部だ。  理由はわからない。逃げたと思った人も沢山いた。私もその一人だ。でもあいつは消える前にクラスメイトの一人に伝言を残していた。  終わらせてくる、そう言って以降一切の連絡路が絶たれた。  じゃあなぜ今回遭遇したのかと言えば偶然ではない。彼と以前に位置共有をしていた私はアカウントを変えて以降そのままにしていたが、また昔のアカウントをようやく復活させたのだ。  何処にいるか掴んだ私はすぐに、OLから転職して3年目担任の笠井に話した。 「もうさ決着付けようよ先生。うちらはどうせ逃げられないんだからさ」   「あ、沙耶さんいたいた!」  旅館に着いてすぐ、背後から手を叩かれた。斎が声をかけてきた。斎は最近入ってきた部活の友達で人懐っこい性格の同年代だけど後輩みたいな奴だ。 「すいません、その、やばいですよそれ?」  たしかに、言うまでもなく。 「うん、どうしようか悩んでた。ほらさ、うちの班だけ自由行動で寺巡りしてたじゃん」 「はい、で沙耶さん消えるし」 「うん、ちょっと人探ししてたから」  何か言おうとする前に、 「とりあえず、部屋に入っては?」 「うん、そうするわ」 ずぶ濡れのまま館内に入っていたら、程なく従業員がタオルを持って走ってきた。 「で、沙耶さん」  神妙な顔の斎──朝霞斎はスマホを睨みながらいう。 「結局のところ誰を探していたんで?」  その問いに同室の野田みゆきが反応した。 「それは私も聞きたい」  まだいたクラスメイト三十人。うち、来たのはたった10人。班は3、3、2、2の4つに分かれ、うちの班は三人だ。 「ってか、確かに観光地だけどあんま見に行くとこなくない?」  みゆきはドライだが、同じ班になるだけあってほどほどに仲はいい。 「いやーあると思いますよ。ここ確かにど田舎ですけどググると結構な名所だし、なんか御寺とか神社とか神域多いし、現にうちら回ってましたし」  相変わらずスマホを睨みながら話す斎が何を見ているか覗いてみたら、似たような数字が二つ並んでいて激しく動いている画面をポチポチ操作していた。  私にはわからない世界だからあえて突っ込んでは聞かなかった。 「まあ確かに」  私は頷きながら部屋に入る前にロビーで買っておいたソーダに口をつける。  まだ髪は乾いていない。頭に置いたタオルでまた髪を拭きながら二人をみる。  みゆきは私服姿で縁側でテレビをみている。  斎は一応制服だ。館内は自由でいいと言われているからどちらも正解だが、私は暑苦しいから私服――まあまだ雨が染み込んでいる。 「沙耶さん、とりあえず早くお風呂いただいてきては? いや、夕食のあとですけどもう五泊目だし、いちいちルール守らなくても……」  そうだ、もうここにきてから五日経つ。 「わかったよ。とりあえず行ってくる。じゃ速攻行くからもし遅れたら先生になんか言っておいて」 「はーい! 行ってらっしゃ」  部屋を後にする。みゆきが眠そうに手をひらひらしていた。
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前橋国際芸術祭2026、参加アーティスト発表 チケットは5月26日から発売 #旅行新聞# #前橋国際芸術祭# #JINS# #和田彩花#
#重磅首发:# 猫神视点:孙宇晨,你有点过分了,你真不是一个体面人😂 看完孙宇晨的万字小作文,感觉这哥们下手有点狠。 按照孙宇晨的描述:两个人关系非常亲密,私人飞机满世界旅行,一次在私密场所,景甜主动给他磨指甲,以提高他的丝滑体验~~😜 更重要的是,他自己提到,曾经当场给景甜父母打了3000万元,而且使用了“彩礼🧧”这个词。 既然已经给了“彩礼”,还是给景甜父母,说明两个人真的是在谈恋爱,已经准备谈婚论嫁了 所以猫神有件事没弄明白,我相信也是很多网友的疑惑: 如果两个人真的已经准备结婚,那么即使后来景甜选择代孕,也应该是双方共同决定,为什么又会出现所谓“5000万美元”、“代孕”这样的条件? 难道老婆选择代孕,还需要老公另外掏钱购买资源? 猫神孤陋寡闻,从来没有听说过这种奇事。 而孙宇晨以小气闻名,吃鸡都要先吃鸡腿,和前女友吃麦当劳都要用打折券,舍不得掏这么多钱,所以两个人分手了 现在回想起几个月前,景甜那场“代孕”风波,百亿富豪、5000万美元代孕费,并不是空穴来风,细节都能从小作文里对得上。 至于那场风波最先是谁曝光的,猫神无从得知。 但很显然,知情人提前泄露了消息。 按照孙宇晨透露的信息:5000万美元没有给,但3000万人民币是真金白银打出去了,而且是以“彩礼”名义。 所以孙宇晨委托律师起诉,要追回3000个W 要说以孙宇晨今天的千亿身价,睡了曾经的白月光女神,还让人家给你磨了指甲,最后花出去3000个W,不管你愿不愿意把它叫“彩礼”,好像也不是什么不可理解的事情。 就算是后来分手,你真想把“彩礼”要回来,也完全可以宾主双方经过友好协商同意,愉快地达成退款协议,没必要如此撕破脸 猫神相信,如果景甜收到的这3000个W,真的是“彩礼”,现在婚没结成,景甜大概率会同意退款。 哪怕是景甜觉得自己吃亏了,让你免费体验了这么久,你来一个“半年无理由仅退款”,以景甜这样顶流公众人物身份,多半也会忍气吞声,不至于为了3000万鱼死网破。 可孙宇晨不是这么想的。 他的处理方式简单粗暴:没听说他先私下要过钱,而是出手就是王炸,直接宣布起诉,再把两人最私密的交往细节,以“虚构”的形式搬到了互联网上。 于是一场本该低调处理的感情纠纷,瞬间引爆网络。 景甜、孙宇晨、千亿富豪、5000万美元、代孕,全部都变成了关键词,成为最火的桃色新闻。 可怜的景甜,就这样被推进舆论漩涡,人设瞬间崩了。 对于孙宇晨来说,可能会很高兴看到这一切 这哥们一贯喜欢炒作,皮糙肉厚。这篇小作文对他几乎没有损失,甚至还能涨涨知名度,顺便展示一下自己的文笔和“霸道总裁”人设。 但对景甜来说,这就是毁灭性打击。 她自己说过,名誉是艺人的生命线。 一个女明星最值钱的资产,就是公众形象。私人感情一旦被写成金钱交易,再贴上代孕标签,影响的不只是个人形象和未来的感情,而是商业代言及整个职业生涯,甚至可能踩到法律红线。 所以猫神觉得,孙宇晨这件事做得很不体面。 一个男人分手后追回彩礼,本身就谈不上光彩;再把两人曾经的私密关系全部公开,甚至大量暴露细节,那就不是追回3000个W的问题了,而是要彻底摧毁这个人。 猫神想知道:景甜和孙宇晨之间,到底有什么深仇大恨? 一个男人的品味和格局,不是看他赚了多少钱,而是看他处理事情的方式是否体面,有没有敬畏和包容之心 就算你们之间从头到尾没有爱情,完全是金钱交易,那也是一个锅要补,一个要补锅,没有强买强卖。 对曾经多年的梦中女神,和自己有过亲密关系的女人,下如此重手,意图摧毁她的名誉和事业,有点过头了。 你摧毁的不仅仅是景甜,也是对你过去情感的否认和背叛 猫神从来不是景甜的粉丝,也不喜欢她,我也没兴趣替她洗白。 但猫神有自己的立场和价值观 对于景甜来说,有些事她确实不体面,人设可以崩,所有人都可以踩她一脚 但孙宇晨不行。 孙宇晨亲自下场,把那个“虚构”的香艳故事讲给全世界听 更不行。 没有什么特殊理由,就因为她曾经是你的女人,还是你的梦中女神。 再说,你连妈妈都喊了,你可不能这样对你妈😂 而且至少从孙宇晨目前公开的叙述里,看不出她做过什么必须被公开处刑的事情。 真正体面的分手,是互相祝福和尊重,不是对簿公堂、互揭隐私,更不应该搞成“床头故事直播”。 这个世界真的就是一个草台班子 千亿富豪谈恋爱谈到最后, 也能谈出村口大妈离婚的即视感~~😂 @sunyuchentron @justinsuntron
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推荐下,这期 JL Collins × Steven Bartlett《The Diary of a CEO》 的完整播客采访。 很有哲理的财富观,推荐每个人看完结合自己的条件再规划下属于自己的路径: 1️⃣为什么要避免债务。 2️⃣支出低于收入成为习惯有多必要。 3️⃣投资剩余的钱,是未来的底气。 4️⃣学会先获得购买权,再消费。 他在36分钟的时候也谈到了对比特币的态度! 正片2小时15分钟,链接放在最后, 也可以选择看看我下面有 GPT 的整理版和我的注解,不想听我啰嗦的可以直接去看正片。 JL Collins 就是《The Simple Path to Wealth》的作者, 先说我认为这期采访真正的核心:钱最重要的功能,不是让你买更多东西,而是让你越来越不需要向任何人低头。 也就是说,财富的终点不是消费能力,而是选择权。 这也是整期两个多小时反复回到的主线。 下面是 AI 按采访顺序的梳理: 00:00–03:27|为什么写《The Simple Path to Wealth》 JL 最初根本没准备写一本畅销书,而是在博客上给女儿 Jessica 留下一套关于钱的知识。 他认为,一个人如果把钱的问题处理好,人生会容易非常多。不是因为钱本身能带来幸福,而是有资源的人拥有更多选择,没有资源的人很多时候连选择的资格都没有。 因此他写作的目标从来不是教女儿如何暴富,而是教她:如何避免因为钱而失去人生的自主权。 03:27–05:10|绝大多数人对钱最大的误解 普通人的第一反应是: 有钱了可以买什么? 房子、车、旅行、奢侈品…… JL 认为这是文化灌输给我们的默认思维。 钱当然可以消费,但还有第二个用途: 钱可以替你工作。 你工作→赚到钱→把其中一部分变成资产→资产继续产生钱。 于是慢慢发生一个巨大变化: 一开始,是你用时间换钱; 后来,是钱替你换时间。 所以他建议把“我能用这笔钱买什么”改成: “这笔钱将来能替我赚多少钱、买回多少自由?” 05:10–06:15|什么叫财务自由 只要你必须每天出售自己的时间、劳动和注意力才能活着,你就仍然依赖某一个愿意付钱给你的人或组织。 老板、客户、公司、平台…… 所以财务自由不是“我有很多钱”。 而是: 工作开始变成可选项。 你可以工作,但不是“不工作就活不下去”。 这个区别非常大。 06:15–13:11|为什么很多成功人士都有创伤 Steven 谈到自己的经历:年轻时冒险、辍学创业、拼命证明自己,很大程度来自内心的不安全感和创伤。 JL 观察到一个有意思的现象: 很多极度成功的人背后都有某种“我要证明自己”的东西。 创伤、不被认可、自卑、家庭问题…… 它可能成为非常强的驱动力。 但反过来,他也认识一些人,没有那么大的野心,只想过舒服、自由、平静的人生。这些人反而往往成长环境更加稳定。 这引出了一个问题: 巨大的野心究竟是一种能力,还是一种没有被治愈的伤口? 采访没有给确定答案,但 Steven 明确提到,他认识的一些超级富豪并不快乐。 其中一个重要寓言:和尚与大臣 JL 的书开头有个故事。 两个童年好友,一个后来成为国王身边的大臣,一个成为清贫和尚。 大臣看和尚每天粗茶淡饭,就说: 你如果学会讨好国王,就不用吃这种苦了。 和尚回答: 你如果学会满足于粗茶淡饭,也就不用讨好国王了。 JL 说自己一直更接近和尚。 这其实是他全部财富哲学最简洁的表达: 降低欲望,也是一种提高自由度的方法。 当一个人的“必须拥有”越来越少,他需要讨好的人也会越来越少。 13:11–14:22|钱与幸福的关系 JL 并不认同“钱能让你幸福”。 他的观点更细: 钱不一定增加幸福,但缺钱可以制造大量痛苦。 催债信、房租、账单、医疗费用、失业风险…… 这些东西会长期占据人的心理空间。 所以财富最先改善的,往往并不是快乐,而是: 减少焦虑。 而且金钱有放大效应。 一个本来就不快乐的人, 变成富豪以后仍然可能不快乐; 一个本身就很满足的人, 有钱以后会获得更多选择。 Steven 也谈到自己以前觉得 Range Rover、 豪宅会带来巨大幸福, 后来真正拥有以后, 发现心理冲击远没有想象中大。 JL 因此强调: 享受财富, 但不要要求财富负责治愈你。 14:22–15:59|什么才是真正的 F.U. Money 一般人把 FU Money 理解为: 钱多到永远不用工作。 JL 说那其实叫 Financial Independence。 他定义的 FU Money 反而是: 走向财务自由途中已经积累起来的那部分钱。 哪怕你只有足够活六个月的钱, 它都已经开始改变你的行为。 老板羞辱你,你可以离职; 行业不好,你可以休息半年; 想去欧洲旅行,你可以辞职; 想换城市,你不用害怕三个月没收入。 所以财富不是到了终点才有用。 每增加一笔储蓄,你的自由其实已经增加了一点。 15:59–25:32|采访最有争议的观点:年轻人未必应该买房 JL 不是反房地产。 他自己一生也买过很多房。 但他说: 房子应该首先看作一种生活消费,而不是自动等于一项好投资。 买房最大的问题不只是首付和房贷。 还有装修、家具、维修、房产税、保险、屋顶、花园、设备等等。 所以“我的月供和房租差不多”这个比较经常是错误的。 房租 2500 美元,你大致知道成本; 房贷 2500 美元,可能突然再来一个 2 万美元屋顶。 而且人买房时经常出现一个行为偏差: 银行说你最多可以贷 100 万,你就真的去买一个接近自己极限承受能力的房子。 于是房子开始绑架现金流。 买房真正被忽略的是机会成本和流动性 JL 和 Steven 都特别重视这一点。 20 多岁、30 多岁的时候,人的最大财富可能不是现有资产,而是: 未来几十年的机会。 工作突然要求你去纽约; 创业机会在旧金山; 你想去葡萄牙; 换行业; 认识了另一半; 都需要移动。 租房的人可以很容易离开。 房主却要卖房、承担交易成本,或者突然变成一个根本不想当的房东。 所以 JL 的结论不是: “永远不要买房。” 而是: 年轻且正在快速发展事业时, 不要低估流动性的价值。 等你已经非常有钱, 而且某套房确实提升生活质量,再去买。 那时候你是在强势位置购买, 而不是被房贷绑架。 25:32|整本书浓缩成三句话 JL 的财富路径非常简单: 避免债务。 支出低于收入。 投资剩余的钱。 基本上整场采访后面的一个多小时, 都在解释这三件事。 26:49–36:03|债务为什么如此危险 个人消费债务在他眼里几乎是财务自由的反面。 尤其:信用卡债务、消费贷、豪车贷款。 因为你不仅在为过去的消费付款, 还把未来的现金流提前抵押掉了。 他把债务形容成游泳运动员腰上绑着铅块。 不是绝对游不到终点,但难度大得多。 他的还债方法也很明确: 把所有债务列出来; 其他债务付最低还款; 集中现金优先消灭利率最高的债务; 然后第二高、第三高…… 这是数学上效率最高的一种方法。 “必须拥有”的暴政 JL 创造了一个很好的概念: Tyranny of the Must-Haves。 “我必须住这个区。” “孩子必须读这所学校。” “必须有两辆好车。” “必须每年出国。” “必须住大房子。” 每增加一个“必须”,自由就少一点。 他自己年轻时直接存收入的 50%。 但他说自己从没觉得这是“牺牲”。 他的心理账户是: 我不是少花掉了 50%。 我把那 50% 花在了购买自由上。 这一点我觉得是整期非常高级的一个重新定义。 消费其实经常是在购买自尊 Steven 讲了自己年轻时候一个非常真实的经历。 发薪以后立刻买大电视、PlayStation, 因为这些东西能让自己短暂感觉: “我成功了。” 过几天发现没钱,又把东西卖掉。 下一次发工资继续循环。 JL 提醒: 很多炫耀性消费,本质并不是需要那个东西, 而是希望别人通过那个东西认可自己。 他举 Ferrari 的例子: 你开 Ferrari 时以为别人想: “这个人真厉害。” 实际上别人很可能想的是: “如果我开这辆 Ferrari,我一定很帅。” 人家压根没那么关心你。 36:03–38:43|他为什么不投资 Bitcoin 这里应该也是你比较关心的一段。 JL 明确表示: 他不反对 Bitcoin 存在,但自己不投资。 原因不是他说 Bitcoin 一定归零, 而是他认为 Bitcoin 对他来说属于 speculation, 而不是 investment。 他的投资标准是: 背后最好有一个持续产生经济价值的“发动机”。 企业销售产品、产生利润、现金流增长。 而 Bitcoin 在他的框架里没有这套现金流, 所以他无法估值。 Steven 反驳: 如果 Bitcoin 过去十五年的成功如此巨大, 本身是不是已经证明市场存在真实需求? JL 承认: 完全可能。 Cathie Wood 等人的长期判断也完全可能最终是对的。 但他说他无法判断未来十年,所以选择不参与。 因此他的立场其实没有标题那么绝对。 不是: “Bitcoin 是骗局。” 而是: “Bitcoin 超出了我的投资框架,所以我把它归类成投机。” 38:43–46:37|应该还房贷还是投资 答案取决于房贷利率。 因为提前还贷相当于获得一个确定性收益: 如果你的房贷利率是 7%,提前还款大致相当于获得一笔确定性的 7% 成本节省。 房贷利率极低时,投资机会成本更重要; 房贷利率非常高时,提前还款吸引力更高。 他随后解释了利率、房贷本金、利息以及为什么前期月供中利息占比较大。 他也说,不要试图精准预测“什么时候利率最低然后买房”。 因为利率同样很难预测。 最终还是回到: 现在是否买得起,这个房子是否真正改善你的生活。 46:37–55:13|AI 时代,现在买股票安全吗? JL 给出的答案很经典: 短期永远不安全,长期反而非常安全。 股票最大的特征不是“危险”,而是: 波动。 如果三年后要买房的钱、明年孩子读书的钱放进股市,很危险。 因为明年完全可能跌 30%、40%。 但如果是十年、二十年甚至更长的钱, 股票是人类历史上极强大的长期财富生产工具之一。 核心条件只有一个: 大跌的时候不能因为恐惧卖掉。 否则再好的资产都救不了你。 所以真正最大的投资风险,有时候不是资产: 而是投资者自己。 男人为什么投资经常不如女人 这里他们谈到一个有意思的行为: tinkering——手痒。 觉得: 这个配置再优化一下; 换个 ETF; 追一下热点; 择个时; 卖了再买回来…… JL 发现很多男性尤其喜欢这样做。 Steven 引用了一些男女投资行为的数据,核心结论是: 男性更倾向承担风险、频繁交易和择时; 女性往往交易更少、更长期持有。 所以即使男性经常“感觉自己更懂投资”,最终反而可能因为过度操作拖累回报。 JL 开玩笑说: 看来自己有非常强的“女性一面”。 他的核心仍然是: 少做事。 55:13–1:02:38|复利真正发生时是什么样 采访展示了一张长期复利曲线。 早期非常无聊。 本金不断增加,资产增长并没有明显脱离投入的钱。 然后几十年后突然: 曲线翘起来。 JL 说他见过很多已经财务独立的人,反而问他: “我真的财务自由了吗?” 不是他们不会算数学。 而是复利增长到后期会快得令人产生不真实感。 他随后解释 4% guideline: 如果一年生活费 10 万美元, 大约需要: 10 万 × 25 = 250 万美元投资资产。 250 万 × 4%=10 万。 所以可以粗略用: 年度支出 × 25 作为财务独立目标值。 但他刻意不用“4% Rule”,而更喜欢叫 guideline,因为现实情况会变化。The Singju Post 复利最终有一个非常有意思的状态: “所有东西都免费了” 意思不是东西真的不要钱。 而是: 当投资资产每年产生的钱已经高于你的全部消费时, 新消费不再需要靠劳动补回来。 年轻时你舍不得买的东西,后来反而可以轻松买。 这也解释了他的财富哲学: 不是永远节俭。 而是: 先获得购买权,再消费。 而不是提前几十年透支未来购买权。 1:02:38–1:12:54|“我年轻时不享受,老了有钱有什么意义?” Steven 提出年轻人非常自然的反驳: 20 岁不去旅行、不喝酒、不玩、不买东西,一直省钱,等到 70 岁一身钱,有什么意义? JL 的回答不是让人苦行。 他首先反对: “享受人生=花很多钱。” 更有意思的是,他说 75 岁以后其实钱非常有用。 因为年纪越大,舒适、安全、医疗、便利的价值越高。 但他年轻的时候也并不是为了“75岁的自己”投资。 他 25 岁攒了约 5000 美元,就敢辞职去欧洲背包旅行。 所以: 储蓄不是只帮助未来的你, 它马上就在帮助今天的你。 5000 美元可能还不能退休, 但已经足够让一个年轻人敢辞掉不喜欢的工作。 他为什么主张储蓄率 50% 第一份正式工作年薪约 1 万美元,他直接存 5000。 他认为 50% 是一个非常强的 benchmark。 在市场正常的情况下, 坚持高储蓄率 + 投资, 大概十几年就可能走向财务独立。 当然这不意味着所有人都必须 50%。 他的意思是: 不要先问: “50% 怎么可能?” 应该先问: 财务自由对我到底值多少钱? 有人选择星巴克、好房子、名车; 有人选择早点自由。 没有道德上的对错,是优先级不同。 1:07:08|给孩子最大的投资礼物其实是时间 他特别建议,如果孩子已经有合法劳动收入, 可以尽早利用 Roth IRA 等美国税优账户投资。 原因不是那几千美元有多重要。 而是孩子拥有: 50 年、60 年甚至更长的复利时间。 他说财富积累最强大的变量之一就是: Time。 越早开始,后来需要付出的本金越少。 1:12:54–1:20:04|税优账户到底有什么意义 他详细讲了美国的: 401(k)、403(b)、IRA、Roth IRA。 传统退休账户的本质通常不是“不交税”, 而是:延迟交税。 现在收入高时把钱放进去; 投资增长; 退休以后收入降低,税率可能下降; 再把钱取出来。 同时雇主的 401(k) match 基本属于: 应该优先拿的“免费钱”。 他也提醒: tax deferred ≠ tax free。 JL 自己反而出现了一个特殊情况: 退休后因为写书、事业成功,税率甚至比以前高, 因此传统税延策略对他没有达到典型效果。 1:20:04–1:27:39|他到底买什么资产 答案极其无聊: 低成本、广泛分散的指数基金。 他的代表选择就是 Vanguard: VTSAX——美国 Total Stock Market Index Fund。 大约覆盖数千家美国上市公司。 为什么? 因为他完全不知道未来哪个公司会赢。 但指数有一个非常厉害的机制: 赢家越来越大,自然在指数中的权重越来越高; 输家不断萎缩,最终被淘汰; 新的赢家自动进来。 JL 给它起了一个词: self-cleansing——自我清洁。 Sears 曾经像今天 Amazon+Walmart 一样强大。 后来 Sears 消失了。 但指数投资者不需要提前预测 Sears 会死, 也不需要提前猜 Amazon 会赢。 市场替你完成替换。The Singju Post 为什么他不直接买 Nasdaq 100? Steven 提出: AI、机器人、自动驾驶都属于科技, 过去十年 Nasdaq 又表现极好, 那为什么不直接重仓科技? JL 承认: 这个逻辑完全合理。 甚至过去十年确实会赚得更多。 问题只有一个: 你仍然是在预测未来。 今天科技领先, 不代表未来四十年始终由科技这个分类领先。 所以 JL 说: 我买整个市场。 科技继续赢——我已经持有科技巨头; 科技输了——新的赢家同样会自动进入我的组合。 所以他放弃一部分极致收益潜力,换来: 不需要预测未来。 1:27:39|全片最好的投资比喻:啤酒与泡沫 JL 现场倒了一杯啤酒。 杯子里两部分: Beer = 企业真正创造的经济价值。 收入、利润、现金流、业务。 Foam = 市场情绪。 恐惧、贪婪、AI 故事、想象力、炒作、估值。 股价=Beer + Foam。 问题在于现实股票不像透明酒杯,我们很难知道到底多少是啤酒,多少是泡沫。 他拿 Tesla 举例: Tesla 当前估值中包含大量对机器人、自动驾驶等未来业务的预期。 如果未来这些业务真的实现: 泡沫会慢慢变成啤酒。 如果没有实现: 泡沫就可能消失。 巴菲特为什么那么厉害 用 JL 的啤酒逻辑: Benjamin Graham 早期寻找的是: 价值 1 美元的“啤酒”,市场只卖 0.7 美元。 巴菲特后来逐渐升级成: 与其极低价买垃圾,不如合理价格买极好的企业。 优秀企业: 品牌强; 竞争壁垒高; 盈利能力强; 管理优秀。 最难的地方不是分析。 而是: 拥有足够的耐心什么都不做。 所以他们谈到 Munger / Buffett 一个非常重要的投资原则: 不要妨碍复利自己工作。 1:33:40–1:36:06|市场暴跌怎么办 答案: 不要卖。 2020 年疫情就是案例。 市场暴跌,恐慌蔓延。 但企业和经济最终恢复。 如果你因为新闻而清仓,可能在最低点附近离开; 随后又因为上涨产生 FOMO,在高位重新买回。 所以 JL 的方法很简单: 长期资金继续持有; 如果仍在积累期,甚至可以继续买。 真正危险的是: 把正常波动理解成世界末日。 短线交易和投资完全是两种东西 用“Beer/Foam”理论: 买企业未来几十年的盈利能力,是 investment。 试图预测明天、下周、下个月市场情绪产生的 Foam,是 trading/speculation。 后者在 JL 看来非常接近赌博。 他们也吐槽各种“教你稳定交易赚钱”的课程: 如果真的存在一个可以持续提款的秘密策略, 为什么最赚钱的业务会变成卖课? 这不是说所有金融教育都是骗局,而是在提醒: 对“快速、稳定、高收益的交易秘诀”高度警惕。 1:39:26|需不需要财务顾问 JL 对财务顾问整体比较怀疑。 他的一个有意思的判断是: 当你已经懂得足够多,能够识别一个优秀财务顾问的时候,你可能也已经懂得足够多,可以自己投资。 尤其要注意利益冲突。 比如顾问按照 AUM 收 1% 管理费。 你有 100 万美元交给他; 突然想拿 50 万提前还房贷。 如果他说“还”,自己的管理费收入立刻减少一半。 不代表他一定会骗你。 但: 激励结构已经产生冲突。 所以永远要知道: “给我建议的人,是怎么赚钱的?” 1:42:13|JL Collins 自己到底怎么配置 他当时透露大致: 80% VTSAX 美国全市场股票 15% Total Bond Market 债券 5% Money Market / 现金类资产 另外有两处自住房性质的小房地产, 但在净资产中比例很低。 他已经 75 岁,这个股票比例其实非常激进。 他自己也明确说: 不一定适合其他同龄人。 债券的作用主要不是赚钱,而是降低波动。 他把“风险”重新定义: 股票短期风险大,因为波动; 但长期能对抗通胀。 债券短期稳定; 但长期可能输给通胀。 因此: 安全与否必须带上时间维度。 1:45:23|Steven 现场问 ChatGPT:普通人如何财务自由 ChatGPT 给出的答案大意和 JL 几乎一样: 控制支出; 购买低成本广泛指数; 长期持有; 让复利工作。 JL 开玩笑: ChatGPT 应该是把他的书拿去训练了。 随后 Steven 又问: 怎样提高收入? JL 的答案: 提高技能。 ChatGPT 的答案也类似: 学习市场需求高的技能。 1:46:26–1:49:33|AI 时代应该学什么 Steven 讲自己年轻时候学 Social Media。 创业虽然失败,但因此站在了一个新行业浪潮最前面。 后来企业疯狂需要懂社交媒体的人, 于是那个失败经历反而变成极高价值的人力资本。 JL 由此讲: Failure 是成长的一部分。 甚至创业世界里, 有些投资人更喜欢经历过失败的创始人。 Steven 给未来孩子的建议很有意思: 如果不知道学什么, 去一个处于技术浪潮最前沿的 startup 工作。 哪怕它最后倒闭。 因为你会离创始人很近; 离问题很近; 离失败很近; 离新产业真正发生的地方也很近。 这可能比一个安稳的大公司职位学得更多。 1:49:33以后|收入低不等于不能财务自由 JL 举了两个极端例子。 一个朋友一辈子收入可能没超过 4 万美元, 却最终财务独立。 另一个金融行业朋友: 90 年代奖金就有 80 万美元; 年收入大约百万美元; 结果仍然接近月光。 为什么? 豪宅、车、孩子学校、社交圈…… JL 甚至认为: 高收入有时候反而是财务自由的障碍。 因为高收入会自动把你推入另一个消费比较体系。 普通人比较车。 富人比较房子。 更富的人比较游艇。 游戏没有终点。 收入越来越高, Lifestyle Creep 也越来越大。 所以: 决定财务独立的不是绝对收入, 而是收入与欲望之间的差值。 随后谈到了一个经常被忽略的财富杀手:离婚 Steven 讲了一个, 身价可能数亿美元的朋友正在经历长期离婚诉讼。 律师费、资产估值争议、 强迫出售长期持有的股票、税务损失、精神压力…… JL 的结论是: 选人生伴侣同时也是一个巨大的财务决定。 当然 Steven 也补充非常重要的另一面: 如果另一方为了家庭和孩子牺牲职业, 财富本身可能也是夫妻双方共同创造的。 所以他们并不是简单讨论“如何避免分钱”。 真正谈的是: 婚姻是你人生最大的经济合伙关系之一。 Prenup:其实每个人都有婚前协议 一个很有意思的观点: 即使你“不签 Prenup”, 你也并不是没有 Prenup。 你只是选择: 使用政府默认替你制定的 Prenup。 所以问题不是: “要不要规定离婚后怎么处理?” 而是: 你们两个人提前共同决定; 还是几十年以后让法律制度替你决定。 他们认为对于资产复杂的人, 提前认真讨论反而更加成熟。 JL 结婚 44 年最大的经验 Steven 问他: 怎么选对伴侣? JL 本来一直说自己运气很好, 因为结婚前根本没认真谈过钱。 后来有一次当着妻子的面讲这个故事, 妻子直接纠正他: 两个人第一次约会的时候, JL 就已经跟她讨论储蓄率,甚至说: “你应该存下收入的 50%。” JL 才意识到: 原来财务观早就被自己自然表达出来了。 两个人长期婚姻稳定的一部分原因,就是: 在金钱价值观上高度一致。 1:59:53|75 岁以后,他最大的遗憾是什么 这是整期采访后面突然非常深的一段。 JL 首先说: 他不太喜欢“如果当时……”这种思维。 因为你永远不知道另一条路是不是真的更好。 创业失败可能导致后来成功; 一次看似错误的选择可能塑造后面的你。 所以从人生路径角度: 他没有特别大的遗憾。 但有两个关于父亲的私人遗憾。 第一个遗憾:童年拒绝父亲的礼物 小时候父亲非常喜欢动手做东西。 有一次给他买了一个电动锯作为礼物。 JL 完全不喜欢,表现得非常失望。 他看到父亲脸上的受伤。 七十年过去,他仍然记得。 他说: 自己当时只是孩子, 也不应该过度责怪那个年纪的自己。 但这件事教会了他: 有时候礼物的价值不在礼物,而在送礼人的心。 第二个,也是他人生最大的遗憾: 父亲去世前的最后一次谈话 JL 24 岁时,父亲因为肺气肿住院。 去世前一天,父亲坐在病床边告诉他: 自己今晚可能要死了。 年轻的 JL 本能回答: 不会的,你会好的,别这样想。 结果父亲那天晚上真的去世了。 五十年以后,JL 才完全理解那个场景: 父亲根本不是需要一句: “别担心,一切都会好起来。” 他是一个已经知道自己即将死亡的人, 想和自己的儿子谈谈死亡。 JL 最大的遗憾是: 自己当时没有成熟到意识到这个邀请。 不是选错答案。 而是: 根本不知道那里存在一道选择题。 说到这里他明显非常动情。 最后谈到死亡 JL 说自己大概率认为: 死亡之后什么都没有。 但他同时对死亡非常好奇。 他并不急着死, 身体和精神状态允许的话仍然很喜欢活着。 只是到了 75 岁,他会好奇: 如果自己错了呢? 如果真的存在另一边呢? 最后的问题:人生到底什么最重要? JL 给出了一个很反鸡汤的答案: 从宇宙尺度上看,什么都不重要。 人类在宇宙时间尺度里只是极短的一瞬。 一个人的生命更短。 所以他不相信宇宙赋予每个人某种宏大使命。 但是,他认为这反而是一件解放人的事情。 因为:既然没有必须完成的宇宙任务, 那就:好好生活;善待别人;尽可能享受这趟旅程; 利用你拥有的自主权,把唯一这一生过好。 他说的不是: “人生没有意义,所以什么都不用做。” 恰恰相反: 正因为没有第二次, 所以更应该把这一次过好。 所以我很喜欢他这段发言。 最后 Steven 播放了一首关于“God on the Train”的诗,主题也与 JL 的观点呼应: 不要为了某个遥远的天堂忽略眼前这一生,善良、不伤害别人、认真活着,本身可能已经足够。 我看完整期以后,认为最值得记住的是下面这一套递进关系:钱 → 资产 → 现金流 → 选择权 → 不被迫 → 自由。 很多人财富增长以后,走的是另一条路:钱 → 消费升级 → 固定成本升级 → 欲望升级 → 必须赚更多钱 → 更不自由。 两个人可能拥有完全相同的净资产,最后得到的东西却完全相反。 这才是 JL Collins 这期采访真正想讲的东西。 而他那句“把收入的 50% 花在自由上”的思维尤其值得琢磨——储蓄不是没有消费,而是在消费一种看不见的东西:未来不必向任何人低头的权利。 视频链接:
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最近基本上都在旅行,刚打开推特更新我对近期 AI 新闻的印象,结果满屏幕都在说自部署的 Deepseek-v4-flash-0731
🌱你好,我叫米杜,今天是我在推特的最后一天。 1. 你好,我叫米杜,这是我的过去 我的推特生涯好简单,一共两天半,一天立人设,一天撕逼。 走过了好多平台才找到这里,因此每一步都反复思忖,猛蹭流量。 我读书的时候,喜欢三样东西。 流量,盗图,篮球员。 流量。19岁到微博,20岁开了人人账号,还在天涯社区晃悠两年。 上了好几次新闻,我觉得自己能说六国语言! 盗图。2013年,盗用CBA球星卡作者周平真的作品。 人家不想和我合作没关系,不经原创授权,照样能把作品制作成T恤来贩卖。 我本来也想蹭个U30,听说给钱就行。可惜,钱还没凑齐就超过30了。 2016年,我蹭到了和张继科合照,赶紧发网上爆照。 也就是在那一年,我多次公开说香港乒乓球手黄镇廷是我男友,也不管人家是否承认。 篮球员。2013年,我开始在微博和人人说自己是CBA记者,还当了安踏的工作人员。 我一直都是时间管理大师,CBA与安踏之外,能同时做吉林东北虎队的啦啦队员。 虽然啦啦队长说我绝对不是签约队员,但无所谓。 出门在外,身份是自己给的! 不知道还有多少人记得当年“蹭头衔妹”。 我能写的身份都写上了,没有一个遗漏的。 副业读书,没啥好写的。副业嘛! 以上是我的少女时代。 2. 搞流量怎么成为我一生的事业 博主跑活动发广告,天花板太低。十年也没寻到突破。 2024年3月,我来到重庆朝天门大桥的顶端拍视频。 流量真好,也有很多人报警。十几家媒体争相报道,这是我的人生巅峰。可惜警察介入了,只能把视频删掉。 在我有限的认知里,黑红就是红,越黑越红,下限极低。 我做梦都想有一份全力以赴的事,一头扎进去,生命因为做这件事而向上社交。 它究竟是什么呢? 我找了好久,只找到“蹭大佬”。 我再也不迷茫了。 我感到自己生命第一次,真实看到了流量流淌的方向。 粘着孙宇晨到处拍照,录视频。视频号找了水军留言说我是孙嫂、孙夫人、孙太太,我还会给这种留言点赞。 愈多这样的视频,香港大会我才能有素材收费带团跑会。 Vitalik诞生32年后,我才第一次听说了他。 2026年,趁着人家混淆了我和另一位网名很像的小姐姐,冲到闭门私享会咔咔咔一顿猛拍。 拍照时,我还对币圈一无所知,甚至说不出几个币。 我谁也不认识,就微信群发广告,让他们联系助理进付费群。大多数都不回,但还是有人花了999。 2026年5月,我来推特。 很多人笑话我,但他们不重要。 有人关注我,这才重要。 比起环球60+国旅行博主的行程,发推可太轻松了。 我一辈子没做过一分钟正经工作。 但我想好了,这行业不大,对内向上社交,对外晒的是私人飞机。 我不是技术选手,我的介绍写着白宫/NBA/FIFA/斯坦福记者。 3. 推特教会了我什么 今天是我在推特的最后一天。 我把推特介绍改到我自己都不认识了,人家还是把我的黑历史给挖出来,说爬大桥是我的idea,由我发到抖音。 有这样的截图在,我无法不对Web3的调研工作感到惊讶。 下一站在哪,我从来都不深思熟虑,含糊过去。 我生命有使命。 我希望有流量,作品长黑。 来推特两天半,我依然才刚刚开始。🌱
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所有玩polymarket预测市场最值得学习的一个总结! 💰从5000刀到75万刀纯利润,只用了2年! 他不是crypto赌狗,而是真正的**预测市场高手 Mr. Ozi。靠Polymarket为主,从普通人杀到顶级玩家。 他的故事太有启发性了👇 1. 心态先破局 从小觉得“钱是脏的、有钱要藏着”,一直回避赚钱。 直到2-3年前通过阿亚瓦斯卡(植物药)体验,彻底放下金钱羞耻感。 几天后偶然看到Polymarket,直接砸1.6万刀赌民主党提名人,从此开启暴富之路。 2. 他的超级优势 = 真实世界阅历 历史+政治专业 + 顶级管理咨询背景 在中东深度旅行:搭油罐车穿越伊拉克到伊朗、和库尔德人长期相处、见过外交官。 所以当市场在炒“伊朗会关领空吗?”“以色列会不会动手?”时,他有别人没有的直觉和底层认知。 3. 核心方法论(超级预测者思维 受《Super Forecasting》影响最大: 最厉害的预测者,是最愿意根据新信息快速更新观点的人。 - 不死守立场 - 不被每周新闻周期带节奏(今天说战争永不结束,下周说马上签协议) - 穿透噪音看**根本驱动力**:各方真实动机、政治资本、国内压力、供应链等 - 提前画情景树,把联动市场都想清楚,一有新闻就能秒动 4. 交易风格 - 专注自己有edge的地缘政治市场(目前70-80%在中东相关) - 不全职,每天靠Discord和社交网络找热点 - 流动性要够高,否则不碰 - 最大教训:别过度相信“Nothing ever happens”(大事不会发生),该止损就止损,该下重注就下 5. 格局 赚了钱不是为了炫耀,而是准备在乡村办静修项目,回馈别人。 他和顶级交易者一起运营 **Predict Lab** Discord(70人社区 + 课程),帮别人少走弯路。 一句话总结: 顶级预测市场玩家,不是靠K线和meme,而是**把真实人生阅历 + 快速更新认知 + 穿透新闻噪音的基本面分析**结合在一起。 心态开放 + 持续学习 = 长期alpha。 真正的Wizards,从来不是赌徒,而是把生命经历变成优势的人。
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很高兴和大家介绍 的新功能「同步听」 相信大家在旅行的时候都有这种经历:在异国他乡的酒店打开电视机,屏幕里的人说着各种各样的语言。即使是搞笑娱乐节目,有着各种各样的嘉宾,但你却完全听不懂他们到底在说什么、聊什么。这种语言隔阂让我们很难通过当地的电视、电台或者网络节目,去理解异国他乡的文化。 其实生活在异国,最关键的第一步是理解人们在说什么,在看什么新闻,因为什么感受到开心快乐,又会因为什么感到难受和悲伤。 今天,tuwa 推出了「同步听」的功能。只要把手机放在电视机或汽车电台前,或在使用电脑时,打开浏览器监听任何 tab 中播放的视频(如 YouTube 或各种视频网站),tuwa 会几乎实时说出视频中的内容,当然,是用你的母语念出来。 这样,我们在旅行时就可以用 tuwa 来收听各个国家不同的节目,从而深入了解当地的文化,以及生活在这片土地上的人们。 在同步听的过程中,tuwa 还会记录下视频中的语音内容,转写为文字,帮助你学习和理解语言中真正传达的东西。 「同步听」功能今天在 tuwa web app 中上线,任何计划的用户,包括免费用户都能使用它。如果你身处海外,不妨打开网站试试看这个新功能,我相信你会喜欢它。
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今天研究一下孙学: 他自己就是那根香蕉。 一个从青海西宁出来的孩子。放在那里,他值多少?在中国的阶层板结中,他的出厂价是多少?但你把他放在北大的标签下,他升值了。放在宾大的标签下,再升一次。放在"马云门徒"的标签下,又升。放在"TRON创始人"的标签下,放在"Forbes 30 Under 30"的标签下,放在"格林纳达大使"的标签下,放在"太空旅行者"的标签下——每一个标签都是一条胶带,把他粘在一面越来越昂贵的墙上。 他吃掉那根香蕉的动作,是他人生中最诚实的行为艺术:**他知道价值是叙事的产物。他知道自己的价值也是叙事的产物。** 他不是被骗了,他是在示范。他在对全世界说:看,我可以用六百万买一根香蕉,然后吃掉它,而全世界都在看——这根香蕉的价值不在于它的味道,它的价值在于此刻世界上的每一个新闻头条都写着我的名字。 他后来在社交媒体上说:"这根香蕉的味道,自然和普通的不一样。" 他说的是真话。只不过他说的不是香蕉的味道。他说的是**被整个世界看见**的味道。那种味道,对一个从什么都没有出发的人来说,确实和普通的不一样。
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